居間のテレビでDVD

居間テレビ DVD
(2003/08/18)

 
 パソコンの居間への進出は、過去に数度ございますが、いずれも家族の不評を買って 頓挫致しております。
 配線がゴチャゴチャしておりますし、意外に場所をとりますので、要は、

 使用頻度のわりには、結構邪魔なものである―といったところが、統一見解のようで す。

 唯一の成功事例は、以前、テレビが壊れました際に、ディスプレイごと壊れたテレビの 横に移動させまして、TVチューナー付きのキャプチャーからテレビ画像を映しましたとき だけです。
 この時は、妻もテレビ画像を映し出す手順と、消す手順を一生懸命覚えておりました。
 ただし、それから、この手の機械に対しまして、何らかの発展型を辿るような事はありま せんでした。

 即、テレビを買いに走るようなことは、致しませんでしたが、やがて新しいテレビがやっ て参りましたらば、キャプチャー付のパソコンはその役目を終え、元の部屋へ戻っていっ たのであります。



 今回の試みはこの反省を踏まえまして、割りと昨今、一般的な映像媒体で、わが家に その専用機がないもの―そうですDVDです。 DVD−ROMを搭載いたしまして、これをテ レビのビデオ入力端子を使って見る―これを謳い文句に居間への進出を図ることに致し ました。
 設定さえ出来てしまえば簡単な事なのですが、例によってとんでもないハプニングなど ありまして、延べ2日ほど要しましての導入記録と相成ります。

 以前から、この目論見は考えてはおりましたが、騒音の問題が
気になっておりました。
 パソコンは最低でも、CPUのファンと、電源のファンとで二つは必ずファンが付きます。 実用では、これにケースのファンが、場合によってはビデオカードのファンもありますから 通常5―6個のファンがケースの中で回っております。

 これ、意外にうるさいのです。静かなパソコンを作る事をテーマに致しましたホームペー ジも数多くございますが、要はファンの数を減らすか、静かなファンに替えるかの話で、発 熱の問題と対峙した関係になっております。マシン自体が高性能になって、発熱量も増 して―といった「いたちごっこ」を相変わらずやっておるようであります。



(SeasonicのSS-350FS)
 連休の直前に久々の電脳街散策をやりまし
て、Seasonicの350W電源のジャンク品を見つ
けましてこの企画が加速化されることとなりま
した。

 これ以外は、もともと家に居りました部品たち
です。













 ハード的には、写真で赤丸印の、S−端子
テレビのビデオ入力端子(黄色い端子ですね)を
接続致しますだけのことです。
 も少し、詳しく言いますと、通常、CD-ROMド
ライブCDR-Wドライブが搭載されております
ものを、DVD-ROMドライブに換装するなり、増
設するなり致しまして(今の市販品のパソコンは
標準で装着されておりますか?)、上記の接続
をするのですね。

 ソフトの方は、DVD再生のためのソフトがあれ
これございますから(ビデオカードを購入致しま
すと勝手にこのソフトが付いてくる場合が多い
ようです)、これをインストールしておきます。





 で、ポチッとテレビとパソコンの電源を入れ
ますと―映りません。正確にはBIOSから順番
に立上っておりますが、スクロール激しく判読
不能。色も、白黒だなぁ、これ。

 電源オフに致しまして、部屋へ戻り、通常の
モニターに接続致しまして、
 コントロールパネル画面設定詳細
ら、ビデオカードオリジナルの設定画面を覗い
てやりますと、VGAのみのシングルモードにな
っております、なぁんだ―と、これをTVと両方使
えるように設定しなおしてやります。

 居間へ。ポチッと電源。やはり同様の状態で
す。この夜は、娘だけが遅くまで付き合ってくれ
ておりましたが、またいつもの事と、この時点
で、彼女は就寝。

 再び電源オフ。部屋へ戻りまして、再度チェッ
ク。今度はTVの出力モードの切替を発見致し
ました。
 NTSCPAL(この規格はどこの国のものか良
く知りません。)。デフォルトでPALになっており
ました。日本の場合はNTSCですね。
 再度、居間へ。ポチッと電源。さすがにBIOS
画面はスクロールしておりましたが、Windows
に入りましたらちゃんと映像でました。ここで就
寝。

(二日目)
 翌朝、元気よく起きまして、ここまで来ました
ら後は周辺整備、てなもんで、
フロント側のファンを静かなものに替えましょ
」と―フロントカバーを引っぺがそうと致しまし
た。
 これは知らない方のために少々説明が必要
ですが、あまり高価でないケースの場合、金属
フレームの全面部分に数箇所穴があいており
まして、プラスティックの前面カバーの裏面の
突起をこれにパカッとはめるわけですね。
 これ、逆に外します時は、縁に手をかけて、む
んずと引っ張りまして、同様にパカッと外しま
す。
 で、鼻歌まじりに、
えいやっ

ばっきっ」と音が致しました。

 はずれは致しましたが、見ますと、CDR-Wド
ライブのフロントのベゼルが外れまして、トレイ
が半分出ております。
話が、ややこしそうですので、画像でお話の用
語の場所を説明したものを添えておきます。

 心を落ち着けて見ますと、ベゼルの固定用の
ツメが片側折れております。
 これは、寂しくはありますが、機能には問題
ありません。
 問題はトレイの状態です。電源を入れてみま
したが、トレイは引っ込んでくれません。

 メディアが中に入ってしまってトレイが出てこ
ないのは、この手のものにはよくあるらしく、取
り出すために針金を突っ込みます小さな穴がご
ざいます。
 突っ込みますと何やら押し込む感触がありま
して、トレイは一応出てまいりました。が!何を
どうやりましても引っ込む気配がございませ
ん。

 分解です。余分な作業です。
 ばらして確認致しますと、トレイは歯車で『
り出し』、『収納』をやっておるのですが、その歯
車の軸が根元から折れております。(泣)

 これはもう、瞬間接着剤の世界でありまして、
割れたところをアルコールで拭きまして、瞬間
接着剤をつけすぎませんように注意いたしまし
て、接合。
 終わりです。

 無事にトレイは出たり入ったりしてくれまし
た。ここまでが2日目の午前中いっぱい。


 昼からは、妻とビデオレンタルショップへ赴き
まして、「ハリー・ポッター」を借りてまいりまし
た。

 いやぁー、大きい画面で見るDVDは
よろしおすなぁ(汗)。

(了)
(その他の使用パーツ)
*セレロン1.7ですね。


*Jetwayのマザーボードです。





めったに見る機会もないと思います が、CDR-Wをばらしました写真もご 参考までに。

(CDR-W 分解の写真)







まずは、めでたしめでたし


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