最後のSlot1マザー

最後Slot1マザー
ABIT SH6
(2004/02/15)

 これは、「レアもの」と申しますか、異色のマザーボードなのです。
 インテルのチップセットによるマザーボードの歴史は440BXの比較的、長期安定期を経まして、2000年後 期に815、815Eへと移行を辿るのですが、これに伴いCPUの形状も、以前お話しましたSlot1からSoket370 のタイプへ移行していくのです。
 FSB66,100,133のいずれも対応で、UDMAも33/66/100をサポートしておりまして、世の中が広がった事 は、それはそれでよろしかったのですが(基本的には440BXを圧倒するほどでもなかったのも事実なのです が)、なにせあなた、それまでの、なけなしをはたいて買い求めましたSlot1(SECC2というやつですな)の CPUが利用できない状況を生み出したわけですね。

 さっさと中古市場で売りさばいて、気分一新で、次へ進んだ方々も多いのですが、Jinべぇのように「なんと かならんのかいや!」てなもんで、悶々の日々の方も多かった時代だと思います。
 そのような思いに必ず、マザーボードメーカーの1社ぐらいは答えてくれておりましたのも、この時代で、そ れがこのABIT社のSH6というマザーボードなのであります。

 とは言いましても、このボードを購入の時はかなり緊張致しました。
 いずれにしても変則は変則の世界ですので、Web上でSH6にまつわる過去ログを読み漁りました。
どうも初期のものに何かとトラブルが多いようで、かと言ってRevision No.を一々確認しながらショップを巡回 致しますのもナニですし、第一そんなにあちこち置いてある物でもなかったのです。

 で、結局、
「扱いにくいほど、愛情もわくかもしれん」
などと、訳のわからん気持の整理をつけて購入致しましたのです。

前置きが長くなりましたが、本日これの組み立ての一席。




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ABIT SH6 その1
ABIT SH6 その1
ABIT SH6 その2
ABIT SH6 その2
ABIT SH6 SPEC
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