秘蔵のデジカメ
『秘蔵のデジカメ』
〜Nikon COOLPIX4300ブラックモデル〜
(2004/03/20)
一般の銀塩カメラに比べますと、デジタルカメラに関しては、長期に渡って愛用すると言うケース
は少ないかもしれません。
事実、その類の記事を読みましても「家電と同じだ!」「3年で買い換えよう!」「電子部品は日々
進歩している」てな内容が多いですな。
リセールスバリューなどを辿っても、発売から2、3年でアホみたいな価格になる。銀塩カメラは構
造上物理的な消耗部品はあるけれど、キモの部分は、半永久的に機能・能力の変わらない「レン
ズ」でありますからして、マニアックな中古品でびっくりするような価格のものもございますね。
往年、家族を中心とした記念写真的な銀塩カメラの活用に終わりを告げ、ホームページなんぞを
開設するようになりますてぇと、デジカメはこれ、もう必需品と相成りまして、なくてはならんのです
が、さりとて世代の性(サガ)で、物は大切にしたい。使えば使うほど愛着の増す
― 自分の分身のような
― そのような「モノ」を求めてしまう。
「ただの映像を撮り込む道具だべゃ」てな訳にいかんのですね。(さりとて、一眼をカメラバッグに交
換レンズと共に放り込んで「いざ」という気にはならんのですが。)
少々、故あって、愛用しておりましたCOOLPIX800は、
「これで、『本物』を撮るのじゃぞ」
と、娘に譲りまして、現在、主として使用しておりますのがこのCOOLPIX4300であります。
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現在も、もちろん発売致しておりますが、こ
の「黒」のボディーは2002年の後半だったか
の限定発売品で、今はもう売られておりませ
ん。
コンパクトデジカメと本格的な一眼レフデジ
カメの境目にいるような存在ですね。
一部レスポンスと申しますか、電源オンか
らレンズがせり出てきて、シャッターが押せ
るまでの応答が遅いと、酷評する向きもござ
いますが、スポーツ雑誌のカメラマンじゃある
まいしねぇ。
じっくり植物やら風景やら、ホームページの
パソコンパーツ類やらを撮影しますのには、
誠に結構なカメラで、毎回、頬ずりしながら
愛用いたしております(殴)。
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こちら正面からですね
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こちらは背中からです
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さすがに、デジカメは分解して 「さぁ中身をどうぞ」 というわけにも参りませんので、本日は参考にCCDのフ
ィルターの違いを、見ていただきます。
以前愛用のCOOLPIX800は補色フィルター使用でございますね。たしか880か885まで補色フィルターでし
たかね?(誰に、聞いとるんじゃ!?)
こちらのCOOLPIX4300は原色フィルターでございます。
以前特集しました20Xも原色フィルターですね。総じて鮮やかですので、今はこちらが主流なんでしょう。
それぞれ
*ちょいと明るい曇天の日の、蛍光灯をつけた室内。窓あり。ガス、水道なし(殴)。
*AUTO+フラッシュなし。
*画質補正なし。
の条件で同じ時に撮りました画像のサンプルでございます。
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Nikon COOLPIX4300
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Nikon COOLPIX800
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KONIKAMINOLTA Dimge20X
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好みの分かれるところですが、理屈は判りませんが、フォトレタッチなどでの加工はCOOLPIX800の補色フ
ィルターの方がやりやすかった気がします。
コンパクトデジカメは現在、銀色ほか派手系のボディーカラーが圧倒的に多いですが、この黒のボディー。
よろしいと思いません?
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