大津で「志村ふくみ」さんの作品展を堪能致しまして、「信楽」へと向かいました。
なんだかずいぶん昔、両親に引っ張られて訪れた記憶がございます。
その当時、どこをどう歩いたなんてぇ事は、サッパリわすれておりますが、ご存知の「狸」
の置物が大小取り混ぜ、どの店先でも売られております風景と、大勢の訪れる人で賑わ
っております風景は頭の片隅に残っておりまして、これは今もそのままでした。
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これ、陶磁器類の産地としては大切な
事なんでしょうね。
裾野が広くあって、生活に根付いたベ
ースがあって、洗練された工芸品などの
領域も成り立つのだろうと思います。
訪れましたのは、中心部に近いところ
にあります「陶芸の森」と称します、広大
な一区画であります。
パンフレットには
『1250年の歴史を刻む陶郷「信楽」に新
たなる人と情報と文化の拠点』
とございます。
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中の施設は
『陶芸館』(陶芸専門の美術館ですね)、
『信楽産業展示館』(生活の中で使われ
ております信楽焼の数々の展示とイベン
トホールがあります)、
それに実際に育成を兼ねた研修施設の
『創作研修館』の三つで構成されており
ます。
全体は公園となっておりまして、その
中にこれらが点在しております。
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『陶芸の森』ももちろん信楽の町の中で
すから、ごった返す陶器屋さん群と一線
を画して、圧倒的に格調高く―というわ
けには参りません。
が、それはそれでよろしいのではない
かと、一見冷徹なコンピューターの世界
も、バックパックを背負ったお兄ちゃんた
ちで賑わう電脳街と不可分の関係にある
のと、なにやら相通ずるものがあると考
えるのは、Jinべぇのこじつけかいナ?
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記念に、信楽焼の抹茶碗で、お安いのを求めて参りました。 |