狸の置物だけじゃないぞ

置物だけじゃないぞ
信楽陶芸の森」〜
(2004/05/08)
いらっしゃいませ。
ゴールデンウィークも終わっちゃいましたねぇ。
連休の後の出勤って疲れますでしょう?
え、そうでもない? 失礼しました。
ま、一服どうぞ。



 大津で「志村ふくみ」さんの作品展を堪能致しまして、「信楽」へと向かいました。
なんだかずいぶん昔、両親に引っ張られて訪れた記憶がございます。

 その当時、どこをどう歩いたなんてぇ事は、サッパリわすれておりますが、ご存知の「狸」 の置物が大小取り混ぜ、どの店先でも売られております風景と、大勢の訪れる人で賑わ っております風景は頭の片隅に残っておりまして、これは今もそのままでした。
 これ、陶磁器類の産地としては大切な 事なんでしょうね。
 裾野が広くあって、生活に根付いたベ ースがあって、洗練された工芸品などの 領域も成り立つのだろうと思います。

 訪れましたのは、中心部に近いところ にあります「陶芸の森」と称します、広大 な一区画であります。

 パンフレットには
『1250年の歴史を刻む陶郷「信楽」に新 たなる人と情報と文化の拠点』
とございます。
 中の施設は
『陶芸館』(陶芸専門の美術館ですね)、 『信楽産業展示館』(生活の中で使われ ております信楽焼の数々の展示とイベン トホールがあります)、
それに実際に育成を兼ねた研修施設の 『創作研修館』の三つで構成されており ます。

 全体は公園となっておりまして、その 中にこれらが点在しております。
 『陶芸の森』ももちろん信楽の町の中で すから、ごった返す陶器屋さん群と一線 を画して、圧倒的に格調高く―というわ けには参りません。

 が、それはそれでよろしいのではない かと、一見冷徹なコンピューターの世界 も、バックパックを背負ったお兄ちゃんた ちで賑わう電脳街と不可分の関係にある のと、なにやら相通ずるものがあると考 えるのは、Jinべぇのこじつけかいナ?
記念に、信楽焼の抹茶碗で、お安いのを求めて参りました。