抹茶碗 作品二題

抹茶 作品二題
(2004/09/11)
 いらっしゃいませ。
 今年の夏は、暑さとオリンピックだけの夏でしたねぇ。
 やっと落ち着いたと思ったら、今度は台風に地震ですか。いやになりますね。
 はい、どうぞ。久しぶりのホットコーヒーです。

 それと、もらい物で恐縮ですが、台湾土産のお菓子もどうぞ。
名前が難しくて、変換できませんが、どうもパイナップルを入れたソフトな焼き菓子です。
そんなに甘くありませんよ。
(原料のところに「鳳梨醤」とあります。これがパイナップルを加工したものですかね?)



 以前に一度、やったことがありますが、今回、お抹茶の茶碗を二つ作ってまいりました。

 粘土細工は小学校以来の空白がございまして、技術的にも小学校で止まっておりますが、面白 いです。
 銀塩写真と同じで、粘土をこねて器を作っております間は夢中で、これを預けておきます。焼き上 がって手渡してくれるまで、どんな風に出来上がるのか多少ドキドキ致します。

 Jinべぇの行きます工房は、作陶教室のようなものではなくて、一般の資料館が、作陶も体験させ てくれる―といった類のもので、色々と規制がございます。
 まず、「ひも作り」が原則となりまして、「ひも」状の粘土を積み上げまして、これを、手ロクロで仕上 げていきます。
 (娘に言わせると、「電動ロクロなんざぁ10年早い」そうで。(トホ))
釉薬:黄瀬戸
同じ黄瀬戸。照明の位置が変わっております。
 時間の方も制限がございまして、2時間のあいだに、作って道具の後片付けも完了しなければな りません。
 その代わり、規定の大きさの範囲であれば、与えられた粘土を使って、いくつ作っても焼いてもら えます。
 (小さいのもダメです。箸置き100個作っても、焼いてもらえません。)

 釉薬は作品の裏に指定の記号を書き入れます。例えば、織部は「オ」、青磁は「セ」という具合で す(9種類あります)。
 それに自分の認識番号を書き入れて、預けておきますと、指定の釉薬をかけてくれまして、焼い てくれます。
釉薬:織部
同様に、照明の位置を変えて撮影。
 今回は、お抹茶の茶碗を二つ作って見ました。
 写真にございます通り、「黄瀬戸」と「織部」で焼いてもらいました。

 形は諦めて、今回の課題は、「黄瀬戸」はオーソドックスなもの。
「織部」は、夏茶碗で肉薄のものを作りたかったのです。
出来上がりを見ましたら、やはり、ずっしり、ぽってりとなっておりました。

 制限時間2時間で、いっぱいでしたから、「ひも作り」で薄手の物を作るのは難しいのでしょうか ね。

 今度ご紹介するときは、もちっと、サマになったものをご紹介したいと思っております。

 あまり、あてにせずに、ご期待ください。(笑)