以前に一度、やったことがありますが、今回、お抹茶の茶碗を二つ作ってまいりました。
粘土細工は小学校以来の空白がございまして、技術的にも小学校で止まっておりますが、面白
いです。
銀塩写真と同じで、粘土をこねて器を作っております間は夢中で、これを預けておきます。焼き上
がって手渡してくれるまで、どんな風に出来上がるのか多少ドキドキ致します。
Jinべぇの行きます工房は、作陶教室のようなものではなくて、一般の資料館が、作陶も体験させ
てくれる―といった類のもので、色々と規制がございます。
まず、「ひも作り」が原則となりまして、「ひも」状の粘土を積み上げまして、これを、手ロクロで仕上
げていきます。
(娘に言わせると、「電動ロクロなんざぁ10年早い」そうで。(トホ))
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釉薬:黄瀬戸
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同じ黄瀬戸。照明の位置が変わっております。
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時間の方も制限がございまして、2時間のあいだに、作って道具の後片付けも完了しなければな
りません。
その代わり、規定の大きさの範囲であれば、与えられた粘土を使って、いくつ作っても焼いてもら
えます。
(小さいのもダメです。箸置き100個作っても、焼いてもらえません。)
釉薬は作品の裏に指定の記号を書き入れます。例えば、織部は「オ」、青磁は「セ」という具合で
す(9種類あります)。
それに自分の認識番号を書き入れて、預けておきますと、指定の釉薬をかけてくれまして、焼い
てくれます。
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釉薬:織部
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同様に、照明の位置を変えて撮影。
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今回は、お抹茶の茶碗を二つ作って見ました。
写真にございます通り、「黄瀬戸」と「織部」で焼いてもらいました。
形は諦めて、今回の課題は、「黄瀬戸」はオーソドックスなもの。
「織部」は、夏茶碗で肉薄のものを作りたかったのです。
出来上がりを見ましたら、やはり、ずっしり、ぽってりとなっておりました。
制限時間2時間で、いっぱいでしたから、「ひも作り」で薄手の物を作るのは難しいのでしょうか
ね。
今度ご紹介するときは、もちっと、サマになったものをご紹介したいと思っております。
あまり、あてにせずに、ご期待ください。(笑)
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