ル・タヌアの鞄

タヌア
道具いうもの
(2004/11/07)
いらっしゃいませ。
はいっ。コーヒーどうぞ。

 あ、これ?娘の作品です。だいぶ違いますでしょう?Jinべぇのと。
課題で20個ぐらい焼いたらしいんですが、展示が終わって一つくれると言うんで、もらった のがこれです。

 何にでも使えそうなんで、とりあえず、コーヒーを入れてみました。

 
(絵は「ざくろ」でございますね。)
 道具って、やっぱり耐久性だと思うんですね。
何年も、何十年も使っていける。 そんな道具がよろしいですね。
永久なんてことはありえないのだけれど、そういうことを思って職人さんが作った道具というの は、心意気が伝わってきます。
 そういうことを思って、たどり着いた色や、形や、材質が道具のデザインになってしまっている― てな順番がよろしいですね。
 これは、「ル・タヌア」という、おフランスの会 社のブリーフケースですが、7年ぐらい使ってお りますが、びくともいたしません。
 当時は、大阪への出張の際に「半額セール」 か何かで求めました、合皮製の鞄が、あちこち 破れかけておりまして、いかにもみすぼらしく なってきておりました時で、なんかこう―気持 ちまでみすぼらしくなりかけましたので、

「本物を、探すベ!」

と張り切っておりました。
 ただ、そうは申しましても懐具合のこともござ いますから、よく耳にする「ブランド品」なんてぇ ものは、これまたとんでもない世界の話で、手 も出ません。
 で、街をウロウロしておりましたら、飾り気も 何もありませんでしたが、この鞄が、ひょいと 目にとまったのですね。
「『るたぬあ』ぁ?何じゃらホイ?」
てな感じでしたが、中まで全部革で、金具類も しっかりしているし、(お値段もそこそこで)、宝 物探したような感じで、買い求めましたのであ ります。

(創業は1898年だそうであります。)
 後で、調べましたらば、フランスの鞄では有 名なメーカーで、この順番もよろしいですね。   革の製品を作るところが、その製品で有名に なって行く―これが自然でありますね。

 歴史を紐解きますと、「縫い目のない財布」 (Jinべぇ全く想像できませんが・・・(汗))で
一躍有名になったようであります。
 写真はこれを買いました時に、「オマケ」でも らったテレホンカード(携帯電話の普及で死語 になっておりますが)であります。当時のこの 財布のポスターでありますね。ライオン君が、 かじっても平気だということですね。
 その後、調子に乗ってセカンドバッグも、ここのに致しました。

 何の変哲も、飾り気もない状態ですので
「ぱっと見てどこのブランドか判るようじゃなきゃぁ厭だ!」
という向きには、お勧めできませんが、ほんとに、「ル・タヌア」の丈夫さには頭が下がりますで す。