道具って、やっぱり耐久性だと思うんですね。
何年も、何十年も使っていける。 そんな道具がよろしいですね。
永久なんてことはありえないのだけれど、そういうことを思って職人さんが作った道具というの
は、心意気が伝わってきます。
そういうことを思って、たどり着いた色や、形や、材質が道具のデザインになってしまっている―
てな順番がよろしいですね。
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これは、「ル・タヌア」という、おフランスの会
社のブリーフケースですが、7年ぐらい使ってお
りますが、びくともいたしません。
当時は、大阪への出張の際に「半額セール」
か何かで求めました、合皮製の鞄が、あちこち
破れかけておりまして、いかにもみすぼらしく
なってきておりました時で、なんかこう―気持
ちまでみすぼらしくなりかけましたので、
「本物を、探すベ!」
と張り切っておりました。
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ただ、そうは申しましても懐具合のこともござ
いますから、よく耳にする「ブランド品」なんてぇ
ものは、これまたとんでもない世界の話で、手
も出ません。
で、街をウロウロしておりましたら、飾り気も
何もありませんでしたが、この鞄が、ひょいと
目にとまったのですね。
「『るたぬあ』ぁ?何じゃらホイ?」
てな感じでしたが、中まで全部革で、金具類も
しっかりしているし、(お値段もそこそこで)、宝
物探したような感じで、買い求めましたのであ
ります。
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(創業は1898年だそうであります。)
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後で、調べましたらば、フランスの鞄では有
名なメーカーで、この順番もよろしいですね。
革の製品を作るところが、その製品で有名に
なって行く―これが自然でありますね。
歴史を紐解きますと、「縫い目のない財布」
(Jinべぇ全く想像できませんが・・・(汗))で
一躍有名になったようであります。
写真はこれを買いました時に、「オマケ」でも
らったテレホンカード(携帯電話の普及で死語
になっておりますが)であります。当時のこの
財布のポスターでありますね。ライオン君が、
かじっても平気だということですね。
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その後、調子に乗ってセカンドバッグも、ここのに致しました。
何の変哲も、飾り気もない状態ですので
「ぱっと見てどこのブランドか判るようじゃなきゃぁ厭だ!」
という向きには、お勧めできませんが、ほんとに、「ル・タヌア」の丈夫さには頭が下がりますで
す。
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