Jinべぇのようにパソコンの中へあれこれ組み込んでいく手合いにはそれほど「何が何でも必要」
とも思われませんが、それでもプリンターやデジカメでデータ転送する際には、今や必需品となって
おります接続の規格ですね。
ここ昨今、これの2.0規格対応を謳った周辺機器類も多く出回っておりますので、これの傾向と対
策を一席。
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そもそもこのUSB(Universal Serial Busの略
ですね)という規格は、周辺機器の簡便な接続
手段として、誰でもすぐに思いつきますコンピュ
ーターの関連企業の面々が策定致しました規
格でございますね。
作動中にプラグの抜き差しができる
(あまり盲信しない方がよろしいかと思います
が・・・)
というのも世に受けまして、キーボード、マウス
を初めとして、以前ご紹介しましたミニ扇風機
(これは電源供給を受けるだけですが)
などなど、今、多く出回っておりますのは、これ
の1.1という規格です。
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USBボード
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この規格のデータ転送速度は理論値で
12Mbps(秒間で12メガビット)ございます。
かたや、2.0規格の新しいものは480Mbpsで
ございます。数字だけ見ますと
「うわぁ40倍!」
となりますが、そこまで格差は出ません。
― が、早いことは早い。
プリンターとか、スキャナーとか、従来からご
ざいますUSB接続の機器類のデータ転送性能
の向上はもとより、1.1規格では使い物にならな
かった外付けのハードディスクやDVDドライブな
どもこの接続方式で使えるようになって、手軽
に増設ができるようになりました。
しかもこの2.0規格は1.1と下位互換性があり
ますから、1.1規格のものも使えます。
問題は、逆はだめという点です。
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USBハブ (これでパソコンの後ろに
回り込まなくて済みます)
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毎度のことながら、新しい規格ができるとそれを搭載できる関連製品メーカーが勝手に「対応」を
謳い文句に新製品を売ろうとします。
決して全体では、「どのような状態で、2.0規格の恩恵が受けられるのか?」というアナウンスは
致しません。(困)
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USBボードの外箱。
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簡単に問題部分を説明致しますと
まず、OS側で対応のドライバを標準で搭載し
ておりますのは、Win系ではXPと2000だけで
あります。
Me以前のものはOSメーカーからは提供致し
ておりません。
例えば、マザーボードがUSB2.0規格に対応
したインターフェイスを持っていたとしても、OS
にWinMeをインストールしただけでは使えない
わけですね。
始末の悪いことに、1.1規格としては認識して
おりますし、接続する周辺機器類も下位互換
性で1.1規格としては作動致しますので、下手
をすると、2.0規格の恩恵を受けていないことに
気付かない場合もあるかもしれません。
罪な話だと思います。
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メジャーなチップが使われておりますね
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対策と致しましては、マザーボードの場合は
多分ドライバが添付のCD-ROMに入っている
はずですから、そこから、Me用或いは98SE用
のものをインストールしましょう。
マザーボードが2.0のインターフェイスを持っ
ていない場合には、
(ここでやっと今回のPCIバス用のUSBボード
登場となるわけです(殴))
2.0規格のUSBボード(PCIバス)を準備致しま
す。
これを差し込んで、添付のドライバをインスト
ールすれば晴れて使用可
― となります。
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ボードの全体ですね
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注意点は、市販のボードもXP、2000であれば、OS側で標準のドライバを持っていて、勝手に認
識できますから、Me、98SEに対応したオリジナルのドライバを、そのボードが持っているかどうかを
確認する必要があります。
ただこれも「ぬか喜び」は禁物で、周辺機器類も多分OSメーカー提供のものを基準としている為
か、ハード面(チップメーカー)によるものか、わたしゃ知りませんが、作動しない場合もあるようで
す(泣)。
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このようにPCIバスに差し込むだけですので
作業自体は簡単であります。
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更に予想できるケースとして、順番が逆にな
ってしまうことも、大いに問題です。
どういうことかといいますと、
「お、USB2.0規格対応かぁ。 Hi-Speedかぁ。」
とプリンターを買ったとして、
Meでは対応していないことがわかったとして、
それから調べまくって、
PCIバス用のUSB2.0規格のボードを買いに走
って、
オマケに相性で2.0規格では作動しない。
― てな悲惨なケースが大いにあり得るという
問題です。
周辺機器のメーカー・ホームページに動作確
認済みのボードも一応、紹介はございますが、
メジャーなメーカーの高いのばっかり!
もっとも、Jinべぇのように2.0規格の機器類
がほとんどないのに、このようなボードを取り
付けるという人種も、意味不明で困りものであ
りますが・・・(笑)。
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