Rev.00 2011. 2.19 Rev.06 2014.10.-3 home Grooveshark の音楽を自コンピュータに保存する方法(Wireshark による方法)対応 OS --- Win, Mac Web browser --- Firefox, Chrome, I.E, etc. 必要 Wireshark は本来ネットワーク上に流れるパケットを解析するためのソフトだ。 このソフトで Grooveshark からの streaming によるパケットを取込み、その中から MP3に関わるものだけを取出し保存することが出来る。 基本的方法のため、Grooveshark に限らず YouTube など、Streaming (progressive download) の 動画などにも適用できるが、そのサイトがどの様な方式でデータを送って来るのかを 解析する必要があるため、直ちにそのデータを音声、映像などとして保存できる訳ではない。 この方法は基本的で素朴な方法であるが、使い方に慣れるまで結構大変。 以下 Grooveshark に対する方法を、手順に従い説明する。 1. Wireshark の入手 次のサイトから Wireshark を入手する。 http://www.wireshark.org/download.html 上記サイトに接続すると、Windows 用と OS X 用 それぞれのダウンロードリンクが 出るので、自コンピュータに合うものをダウンロードする。 自コンピュータが Windows (32-bit) の場合は、上記サイト中の Windows PortableApps (32-bit) を 入手するのが良い。 この記事の改訂時点で、Wireshark の安定版の版数は 1.12.1 である。 以下の説明は Windows 用になっている。 2. インストール 上記で入手したファイルを実行し、画面の指示に従えばよいが、途中でインストールディレクトリを 指定するための画面が出る。 default(既定) のままでは正しいパスにならないので、任意の希望の インストールディレクトリを画面内で選択して、次へ進む。 このソフトのインストールでは streaming によるパケットを取込むための WinPcap もインストールされる。 3. 起動と初期設定 以下の説明では、画面が旧版(1.10.7)のものになっているが、現在の版(1.12.1)でも同様で使用可能。 (3.1) Wireshark を起動すると次の画面が出る。(表示内容は一例) (3.2) 上記画面の左上 [Filter:] の欄に、手動で次の文字列を入力する。 http.content_type == "audio/mpeg" この文字列は、MP3 に対応する MIME Type であり、MP3 に関わるパケットだけを取込む 様に、この MIME Type でフィルタを設定する。 入力した状態を次の画面に示す。 次に [Apply] の語をクリックし、その次に [Save] の語をクリックする。 すると次の画面が出るので [OK] ボタンをクリックする。 なお、文字列の手入力が必要なのは初回だけで、次回からは Save されたその文字列を [Filter:] 欄右端の ▼マークで呼び出し、[Apply] の語をクリックすればよい。(ふたつ上の画面で) (3.3) 次の画面でメニューバーから [Capture], [Options] とクリックすると、更にその次の画面が出る。 (表示内容は一例) (3.4) 上記画面の上側の欄内には、インストールされているネットワークデバイス名が表示 される。(表示内容は一例) この画面中に表示されているデバイスの中で、実際に使用するデバイスのチェックボックスへ チェックを入れる。 次に [Start] ボタンをクリックする。すると次のパケット待ち画面になる。 上記画面が出る前に次の画面が出る場合は、[Continue without Saving] ボタンを クリックする。 4. Grooveshark で目的の曲を検索・再生 Web browser で Grooveshark の画面を出し、目的の曲を検索し、再生する。 ここでは、Grooveshark の画面表示を省略する。 目的の曲の再生中は、Wireshark の画面を前面に出しておく。 5. パケット取込み 目的の曲のパケット取込み中は、次の画面の最下部に [Packets:] の表示が出て、そのカウントが 上昇して行く。(最下部の赤丸で囲った箇所) [Packets:] の表示欄を右側へ広げると良い。 パケット取込みにかかる時間は、一例として、演奏時間 18分、bitrate 160kbps の曲で、 3分 30秒 程度かかる。 (5.1) パケット取込みが完了すると、上記画面で、中段 Pane 最下行に "Media Type" の文字列が出る。 先ずは、メニューバーから [Capture], [Stop] とクリックし、パケットの取込みを止める。 この時、Grooveshark の画面では目的の曲を再生中だが、再生を中止しても良い。 (5.2) Wireshark の画面は上記の様になっていて、中段 Pane 最下行の "Media Type" の 文字列部分を右クリックする。 すると次の様なプルダウンメニューが出る。 6. MP3ファイルの保存 上記画面でプルダウンメニューの [Export Selected Packet Bytes] をクリックすると、 ファイル保存のための画面が出る。(画面表示省略) 拡張子を .mp3 とする任意のファイル名を指定し、ファイル保存する。 以上で mp3 ファイルが保存される。 7. Wireshark の終了 Wireshark を終了させようとする時、次の画面が出る。 この画面では [Quit without Saving] をクリックして終了する。 以上の方法は odie5533.com による記事(2011年 2月 時点) の内容を元に、それに一部補足したものだが、 現在この記事は削除され、参照できない。 ========================================================================================= == 注 意 == 以上、Grooveshark で聴く音楽を自分のコンピュータに保存する方法を紹介したが、 この方法を利用する場合の注意事項を次に示す。 Streaming data 保存に関する注意事項 |