日 記 **
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 2012年10月27日(
 NGC1333周辺の淡い分子雲
9月からチャレンジのNGC133とその周辺ですが3度目の撮影は10月12日の御杖村でした
10分を10枚撮影で終了、処理の段階では 9枚になりました
その後 sh2-240を試し撮りしたのですが構図と露出時間の試写で薄明を迎えて終わり
もう少しNGC1333を撮ってた方が良かった!とは後の祭りです(^_^)

今回は前回の御杖+吉野も入れて全部を合成しました、ズレの生じた部分はカットです

結果的に合計 230分になりましたが、まだまだ手ごわい対象です

ペルセウス座 NGC1333



ε160 EM200(AGS-1n)SSAG EOSkissX2(LT) ISO800 10m x 5,15m x 6,10m x 9 total:230m
9月19日御杖村、9月26日吉野、10月12日御杖村での撮影分を合成しましたが
コンディションの良し悪しもミックスされた感じです(薄雲やカブリや人工衛星・・・)
 2012年10月25日(
 冷却X2の不具合
10月の中旬頃からか、めっきり寒くなりました
台風の数だけ涼しく?なる、20以上もの台風が発生した今となっては涼しいどころか
寒さの運び屋とさえ思えてくる
先日の御杖村では8℃を切っていて吐く息の白さが一層寒くて・・・

タイトルの「冷却X2」!、1週間ほど前から液晶モニターが何も写らなくなってしまいました
近々入院です〜、次の新月期までの退院を祈って! (u_u)

撮り溜めたファイルもほとんど未処理のままですが、この満月期に処理しようと思っております

今日はレムナントをクローズアップ(ほぼ等倍に)にしてみました、でかいのでトリミングです


どこの部分か分からないぐらいのワンカットです(^-^;) 上下で言うと最下部の部分です

 2012年10月15日(
 スケアリング・光軸再調整
スパイダーのクロスの割れと光軸を直すべくスケアリングから再調整しました
結果的にはスパイダーの主鏡に対する傾き調整で直った(と思う)
カペラでピント合わせに撮った画像では割れて無かった
ただ光軸はまだ完全とは言えない気がする、大分私のイプの癖が分かってきたので
何とか復元できる自信も70%位?冶具とか工夫して作ればもっと精度が上がるでしょう
理屈も大切ですが結局結果での確認となり何度も繰り返す覚悟が必要ですね

昨日の日曜日は雲が多くダメそうな気配でしたが気象衛星の画像を見ると徐々に雲は
南下し22〜23時頃には快晴になる!と判断してゆっくりと出発しました
現地に着くと東西に長〜〜い雲の切れ間が見事に一直線でクッキリと北と南に星空と
雲に分かれた珍しい景観でした

狙いはぎょしゃ座とおうし座の境目にある超新星残骸(レムナント)sh2-240
なんかよく分からない天体ですが一応ネットで座標とか調べたところε160には
とてつもなくデカイ天体でした(^-^;)

未だにチャレンジ精神旺盛?なジジイなんですね、どんな風に写るのかやってみたく
なるんです(^-^)

sh2-240 超新星残骸(10月18日処理のし直し)

V4フィルター使用で30分を5枚の2時間30分露光です、淡いので過去最高の30分/枚にしましたが
V4使用は本当にしんどいす〜

淡い対称なので果たして画像処理はと不安でしたが意外と写ってました
もっと色も輝度も出てるのですがかなり控えめにしてみました
この天体は全体が丸い形でです、この写野は南端になります

空のコンデションは、最初は透明度が悪い感じでしたが後半はかなり良かった
夜露も僅かで湿度も低かったようです、なぜか気温もこの時期にしては高かった
 2012年10月08日(
 ミラーを洗浄
10月07日(
月の昇るのがまだ早い、天気も不安定ながら少しの期待!
今日はε160の主鏡・副鏡を洗うことにしました
撮影結果に汚れが目立ち始めたのでまずは望遠鏡からと気合を入れて・・・
夕方までにはと午前中から開始!
まずは現状の光軸をチェック、大きな狂いは無かった
バラすのは簡単です(^-^)
主鏡を外し次に副鏡を外して浄水でジャブジャブ〜♪
脱脂綿に微量の中性洗剤を含ませ流水しながらソフトにくるくると
力を抜いて「水の流れに身を任せ〜♪」テレスコ・テン m(--)m

バラシついでにスパイダーもラックピニオンフォーカサーもベースごと外しました(^_^;)
大変なことになるぞ!と覚悟を決めて
こうなるとミラーの乾燥待ちの時間を充分稼げるか?、とんでもありません!
光軸どころかどうやってスケアリングをやるかが大きな問題です
しかしまともな工具も測定器もない、どう考えても基準は鉄の鏡筒を信ずるしかないのです
以下は長文になるのでここでは省略します、また別の機会にまとめたいと思います

今回のポイントを簡単に列記
1.スパイダーの取り付けは主鏡と平行になるよう主鏡のセルベースとスパイダーの各4本の
 羽根の先端との距離を測りました(スチール長尺が無いので巻尺・・辛い)
 センター合わせはスパイダーの取り付けネジ部分と筒との間隔を各々同一に
2.フォーカサーの取り付けは、斜鏡を取り付けて主ネジを完全に締め斜鏡のセンターマーク
 がセンタリングアイピースの十字線の縦線(筒の長さ方向)内中心から少し筒先側に合わ
 せて固定・・・斜鏡の調整代の確保(台座の傾きは筒を信用)
この後主鏡を取り付け光軸調整・スケアリングを何度も繰り返しました

以上、文面ではかなりアバウトな調整内容ですが実際は超ハードで悩み考え疲れました〜

本当はフォーカサーを外したくなかったのですがピント合わせ時やカメラの重さによる光軸
スケアリングのズレを抑えるべくスリーブとチューブの隙間にアルミ箔を巻こうというのが
外すきっかけでした(^_^;)


さて思ったよりも時間がかかりテスト撮影に行く時間も遅くなってしまいましたが
今回はテスト目的に絞り月が有っても頑張るぞ!と出発

結局、最初吉野に行ったのですが曇りで晴れそうも無かったので宇陀市に移動しました
雲はあるものの吉野より星が見え出してきてました、これなら何とかいけそうと薄明まで
ネバり、雲が流れる合間を狙ってV4フィルタでのカリフォルニアを撮ることができました
撮影枚数は途切れ途切れの少ない枚数です、この日は霧がすごかった。

結果はNG!
スパイダーのクロス回折光が一本のみ先端方向に割れてます、これは以前に有った現象で
す、原因は不明ですが以前はスパイダーの傾き、つまり主鏡との平行が出ていなかった?
のかともかくスパイダーの傾きを強制的に調整して直った経緯があります
光軸も等倍ピクセルでみるとおかしい!
要因は複雑な光学の世界なので簡単ではないですが、疑ってかかると何もかも悪く見える
のか?・・・またやり直しが必要ですね、苦笑(疲れる〜)

その時の撮影画像

ε160 EM200(AGS-1n) ガイドSSAG  EOSkissX2(LT)V4フィルタ   2012.10.07-08
                  ISO800 10min x 2 + α       宇陀市
お月さんと霧で無理があります、枚数も少ないテスト画像なので画質はそれなりにです
 2012年10月03日(水)
 衣替え!?
10月に入っても日中はまだまだ暑い、気象学?的には気温が25℃以下で衣替えとか・・・
確かに今日などは外を歩いていると半袖で充分でした、長袖ではちょっと暑苦しいかな?
今週一杯は半袖で行こう!(^-^)

さて今日は8月から撮ったものの未処理のファイルが・・・、気になっていたんす
ぼちぼち始めました(^^;)

8月16日のハチ高原でのM31、9月19日&26日のNGC1333です

M31はど派手にやってみました
アンドロメダ大星雲

ハチ高原と京都北部のを合成です、眠気まなこと老眼の成せるワザ!?途中で気絶しそうでした(^_^)
また次回お遊びでやり直すか・・・

NGC1333

予想通り難しい分子雲の対象です、今回は頑張ってフラット撮りとダーク引きやってみました
でも画質が悪いですねぇ、いったい何分何枚撮ればいいの?
中央右寄りにカメラのガラス?シミが見つかりました(緑っぽい)、中央左よりもコスレ?
ダストというよりも汚れですよね、掃除してみます
それにしても人工衛星銀座か?(苦笑