冷泉家は、歌聖と仰がれる平安・鎌倉の歌人、藤原俊成、定家を祖に持つ「和歌の家」です。 俊成以後明治維新まで、和歌を持って宮中に仕え、800年の長きにわたって伝統を守り続け、今に伝えられています。 慶長11年 (1606) 以来、京都御所の北にいちする邸宅は現存する唯一の公家住宅として重要文化財に指定され、解体修理工事が行われました。 この修理を機に、莫大な寮の典籍類が納められた御文庫だけでなく、その他の道具蔵にもはじめて本格的な調査が入り、公家の日常生活を彩ってきた丁度のかずかずがあきらかにされた。冷泉家では、公家の年中行事の多くが現在でも受け継がれています。 まさに冷泉家そのものが,タイムカプセルのように王朝の貴族文化を大切に保存され続けてきたです。 今回タイムカプセルの蓋を開け、800 年にわたり冷泉家に脈々受け継がれてきた文化の全貌を、国宝、重文、をはじめとする著名な典籍類、及びその殆どが初公開の雅な絵画や丁度の数々によって総合的、多角的に紹介する「冷泉家の至宝展」が各地で1997〜1999年にかけて開催されてました。 好評ののうちに終了した「冷泉家至宝展」に引き続き1999年暮れより各地に於いて「冷泉家展」が開催されています. |