バルト3国旅行報告

 2011/4/11(月)から4/18(月)関空発で、JTBのB1702-0 フィンランド航空で行く新緑のバルト3国周遊8日間に参加しました。訪問国はリトアニア、ラトビア、エストニアです。総員37名の大きな団体で添乗員は男性でした。表題の新緑は殆ど見かけませんでしたが、天気は快晴、少し寒いぐらいで、楽しく過ごせました。大体の行程は次の通りです。
関空から ヘルシンキ乗継でリトアニアの首都ヴイリ二ユスへ。2泊。第一日はヴィリニュス郊外のリトアニア初の国立公園アウクシユタイティヤ国立公園を観光。午後は:首都世界遺産ヴイリ二ユス観光。翌日はトラカイ経由カウナスへ。到着後カウナス観光。

 リトアニアのカウナスからラトビアの首都リガへの移動日。終日バスで一路、リガへ。途中で北部リトアニアのシャウレイにある十字架の丘、ラトビアのルンダーレ宮殿に立ち寄る。
翌日は午前はスイグルダのガウヤ国立公園観光。午後はバルト3国の中で最大の都市世界遺産リガ観光

 朝から:一路、バスでエストニアの首都タリンへ310㎞。到着後、午後は中世の世界がそのまま残る港町世界遺産タリン観光。
翌日は午前自由行動後1440タリン発フィンランド航空にてヘルシンキ乗り換え、AY077 1720発関空へ。
エストニアのタリンはフィンランド湾を隔ててヘルシンキが対岸でフェリーで日帰りができる。



訪れた町とスナップ写真
 リトアニアリトアニアLithuania カトリックと異文化の十字路

 正式名:リトアニア共和国 
首都;ヴィリニュス 
人口:324万人 
面積;65303平方km 
公用語:リトワニア語 
通貨:リタス 
ビリニュス  Vilnius  リトアニアの首都。バルト3国では唯一の内陸の首都。東西貿易の中心地であったが、14世紀にはポーランドの1都市になった。第二次大戦後首都に復活した。多様な建築が共存し、中世の雰囲気漂う旧市街は教会が多い。 大聖堂広場からビリエス通りを南に向かって夜明けの門まで歩く間に10以上の教会を見る。
聖ペテロパウロ教会 教会の多い街です その中で聖ペテロパウロ教会 は白一色の2000あまりの漆喰彫刻があり、バロックの記念碑的建築で素晴らしい。彫刻のテーマは聖書や神話に因りバロックの凍れる音楽と呼ばれる。

聖ペテロパウロ教会

教会中央祭壇
 
聖ペテロパウロ教会
教会の町  旧市街の夜明けの門通りでは何処から見ても必ず一つは教会が見える。 

聖アンナ教会 
 
聖カジミエル教会
 
ロシア正教会
 
聖三位一体教会
 
聖テレサ教会
この先が夜明けの門
 
ロシア聖霊正教会

聖霊教会

城内から見る夜明けの門

夜明けの門城外から
 夜明けの門
 元は9つあった城門のうち南のこの一つだけが残っており、聖母のイコンが祀られている 
大聖堂  13世紀十字軍の侵略を防ぐために建立。 正面屋上聖スタニスラス、聖ヘレン、聖 カジミエル の3体の立つ大聖堂と塔がある大きな広場。
 
大聖堂正面
 
大聖堂広場
 
横から見る大聖堂
 旧市庁舎広場 14世紀末に建てられた市庁舎は18世紀末新古典派様式に改築された。現在は劇場。 あまり人はいなかったが、時間によっては沢山の人で賑わうとのこと。
 
旧市庁舎
 
広場から左を見る
 
広場から前方を見る
 
アウクシュタイティヤ国立公園  ビリニュスの北約110km。1960年に保護地区に指定されたイグナリナ景観保護地区とアジュヴィンチャイ植物・動物保護地区を合わせて、1974年国立公園に設定された。資源の環境保全型利用、人々の環境意識を高めることを目的としている。 
木製教会 小高い丘の上に、1750年、ユオザパス・バジリャウスカス神父が、両親から相続した土地に、自身の守護聖人である聖ユオザパスの名を冠した木製教会を斧だけで建立。
 
教会外観
 
教会遠景
 
教会内部
 ラダカルニス(Ladakalnis)
標高176mのラダカルニスは、同時に6の湖が見えると説明があり景勝地だが普通の小山。バルト民族の命の神、大いなる母、世界の生みの親の女神ラダ(Lada)への生贄が供えられていたという伝承がある。
 
案内板
 
いくつか見える湖
 トウラ力イ城
ヴィリニュスから30km、赤レンガの古城が水面に映える美しい風景。
ビルニスに移る前のリトアニアの首都であった。

湖上の島にある 
 
入り口
 
案内板

内部 
 
内庭
カウナス リトアニア第2の都市で15世紀にハンザ同盟の代表部が設けられ繁栄した。両大戦間でヴィリニュスがポーランドに占領されていた間リトアニアの首都であった。旧市街にはゴシック建築が多い。大聖堂、市庁舎広場を徒歩でj観光。
日本のシンドラー杉浦千畝ゆかりの旧日本領事館が杉浦記念館として保存されている。
 

カウナス旧市庁舎
 
横から見た旧市庁舎
 
16世紀のゴシック
 
カウナス城
 
ヴィタウタス大公教会
 
1946年最高水位

ベルクーナスの家 
15世紀のイエズス会の礼拝堂
 
聖ペテロパウロ大聖堂
15世紀のゴシック、内部はバロック
 
トロリーバス
 
杉浦記念館  第二次世界大戦初期、ナチスの迫害を逃れ日本通過に活路を求めてきたユダヤ人に、本国の指令に背いてビザを発給した当時の領事代理杉浦千畝の功績が日本のシンドラーと評価されて、記念館として保存されている。発行されたビザは1600におよび救われたユダヤ人は6000人と言われている。
 
執務室復元
 
ヴィザの復元
 
入り口
  
シャウレイ
十字架の丘
北部リトアニア リガとヴィリニスの中間点にある
無数の十字架がずらりと並ぶ祈りの聖地。最初の十字架は1831年のロシアに対する蜂起で処刑された人びとのために立てられ、KGBとの抑圧されたリトアニアの象徴として増え続けている。墓地ではなく十字架だけが沢山あり不思議な観光地である。

遠景・遊歩道が整備されている
 
中心部
 
丘への入り口付近
 
外延部
  
 ラトビアラトビアLatvia  中欧の薫り漂う端正な街並み

 正式名:ラトビア共和国
首都:リガ 
人口:224万人 
面積:64589平方km
公用言語: ラトビア語 
通貨:ラッツ
ルンダーレ宮殿
Pilsrundale
バルトのヴェルサイユともいわれる、バロック様式の豪華な宮殿。
ロシア女帝アンナ(1693-1740)に愛されたビロン公の夏の宮殿としてイタリア人ラストゥレリにより建築された。1736年建設はじめ、1768年完成。宮殿内部はロココ調の装飾で満たされている。有料だが写真撮影可で素晴らしい漆喰彫刻やフレスコ画を見ることができる。カウナスから160㎞、リガから85㎞で丁度中間にある。
 
宮殿正門
 
黄金の広間
 
青の間
 
公の謁見室

楕円形の磁器の間
 
庭園側から見る王宮

控えの間緑の壁 

大理石の広間
 
フランス庭園
スイグルダ  リガから53㎞。ラトビアのスイスともいわれる ガウヤ国立公園観光。19世紀末よりリゾートタウンとしての賑わいがあるとのことだが今はオフシーズンで人もまばら。ボブスレーレーンもある。
13世紀帯剣騎士団によって20年かけて建てられたスイゲルダ城址とそこからのトウライダ城の遠景を見た後、赤レンガが周囲の緑に映える美しい古城、トウライダ城観光。
 
スイゲルダ城址
 
スイグルダから見るトライダ城
 
ゲートウマ二ヤ洞穴
 
トウライダ城
 
トライダルアザの墓
清水が湧き出す赤砂岩でできたゲートウマ二ヤ洞穴も立ち寄ってが、高さ9m、深さ14mの規模で見どころとしては小さくあまり感動はない。16世紀からの恋人たちの書き込みがあるとのこと。 
トウライダルァザはトウライダのバラと言われた美女。恋人への愛を貫くために死を選んだ。
 
リガRigaリガ   ラトヴィアの首都。バルト3国では最大の都市世界遺産で、バルトのパリと呼ばれた町並みが美しい。地理的にはバルト3国のほぼ中心に位置しており、ドイツ人によるこの地方征服の根拠地になった。13世紀にハンザ同盟加盟、急速に発展した。16世紀から19世紀にかけて、ポーランド、スエーデン、帝政ロシアの支配下に入りヨーロッパへの窓の機能を果たした。
火薬塔、大統領官邸として使われているリガ城、聖ペテロ教会、大聖堂、色鮮やかな3つの住居が並ぶ3人兄弟、ユーゲントシュティール建築群 などを観光

自由記念碑 
 
猫の家
 
火薬塔
  自由記念碑は 1935年ラトビア独立記念して建てられた高さ51mで、ミルダがラトビア3つの地域を示す星を掲げている。
リーヴ広場の猫の向きがラトビア人とドイツギルドの加入拒否に対するエピソードが語り継がれている。当時は尻をギルド会館に向けていたが、今は逆になった。
 
三人兄弟
15世紀の建物
 
リーガ大聖堂
 
ブラックヘッドの会館
2000年に再建したもの
 
聖ローランドの像

ブレーメンの音楽隊 
 
聖ペテロ教会
72mまでエレベーターで
 ユーゲントシュティール建築群 19世紀末からヨーロッパで起きた新しい芸術運動アールヌーボーをドイツでユーゲントシュティールと呼ばれ花や植物、女性をモチーフとした飾りを建築に表現した。リガ市内に800以上の建築があるが、アルベルタ通り、エリザベーテス通りのものが著名で良く見ると色々な彫刻が壁面にあり厭きない。 
 
リエベデンスキー共同住宅i
 
エリザベーテス33
 
エリザベーテス10b
  
 エストニアEstonia  中世の面影を残す北の国

正式国名:エストニア共和国
首都:タリン 
人口:134万人、面積:45228平方km2 
公用言語:エストニア語 
通貨:ユーロ
 タリン  エストニアの首都。中世の世界がそのまま残る港町で世界遺産。バルト海フィンランド湾に臨みヘルシンキの対岸にある。フェリーでヘルシンキからの観光客も多い。トラムもあるがほとんどが歩いて見学できる。

ラエコヤ広場

旧市庁舎

市議会薬局

アレクサンドルネフスキー教会

トーンペア城

聖母マリア大聖堂

大ギルド会館

カタリーナ通り

セーターの壁

聖ニコラス教会

展望台から

タリン湾の流氷


その他参考事項


■バルト3国は良く似ているがそれぞれ少しづつ違う。西欧へのロシアの窓口であったり、ポーランドの領地になったり、バルト海沿岸の交易の中心地として栄えた国々である。元ロシアの寂しさもあるが旧市街は昔ハンザ同盟などで栄えた時期の遺産が残っている。いづれもきれいな西欧の街。

■ラトヴィア、リトアニアは各国ともそれぞれの通貨があり、ユーロも使えないことはないが、両替と使い切りが必要。カードも利用できる。エストニアはユーロ。

■ヴィリニュス、カウナス、タリンはこじんまりとした美しい西洋の町で観光は殆ど徒歩で可能。タクシーなどは無い。タクシーがホテルの前にいるのはリガのみ。しかしよほどのことがない限り観光は徒歩で。バスやトロリーはどの町でもたくさん見かけた。道はどの古い西欧の町にある石畳で歩きにくい。

■言語はそれぞれ固有のものがあるが、旅行者は殆ど英語が通じる。しかし自国語しか話せない人も多く、常に英語とも行かない。だけどみな親切で、優しい人たちであった。片言の現地語での有難うやおはようの言葉には喜んでくれる。

■フィンランド航空はあまりサービスは良くない。またアルコール類は有料。

■見落とし残念。行く前に少し勉強しておけば良かった。次回行くときあるいは今から行く人に。
ツアーだから仕方がないが博物館などほとんど見なかった。
ヴィリニュスのジェノサイドKGB博物館、リガの中央市場、神戸の時計塔

■参考
地球の歩き方A30 バルトの国々
JTB るるぶ バルト三国
中公新書1758 志摩園子 物語バルト三国の歴史