北京旅行報告

2006/10/29-11/2関空発クラブツーリズムの大北京漫遊5日間 ANAで行く!万里の長城ライトアップと6つの世界遺産をめぐる大北京満遊5日間、総勢19名に参加して中国旅行をしました。
丁度6年目の中国アフリカ協力フォーラムに引き続き、アフリカ48カ国の国家元首らが参加する「中国アフリカ協力フォーラム・北京サミット」が4日から北京で開かれるのに備え、北京では81万人を動員した厳重な警備態勢が敷かれており、アフリカ歓迎ムードで町はきれいであった。乞食も物売りも見かけず。
トイレも無料でくさいが近代的。天気もよく世界遺産6箇所を予定通り観光できた。特に帰りの便は上記管制のため一般旅客は激減がらがらの状態でした。このツアーの売り物は、
●北京の6つの世界遺産をめぐる!  (万里の長城、明の十三陵、頤和園、故宮、周口店、天壇公園)
●各地の名物料理を名店にて!  中国五大料理(四川、広東、江南、上海、北京料理)
初日の万里の長城近郊のリゾートホテルは食事もまずく、最低でしたが、北京のデラックスホテルの3連泊は快適でした。
ツアーではあるが添乗員なし、現地案内人は中国女性で各自毎日指定された行動をするだけで、一味違うツアーでした。参加者がお互いに自己紹介するでもなし、5日間が終わっても参加者全員の名前ももわからない。これも良いか。
中国は2008年のオリンピック目指して街づくりに頑張っています。いたるところで工事中です。
この国の大国主義は個人的には好きになれませんが、仲良くしないと日本のためになりませんね。
沢山の解説本、ガイドがありますのでいくつかの写真を紹介するにとどめます。



訪れた町とスナップ写真


万里の長城
北京郊外万里の長城(八達嶺長城)を観光。ロープウェイが利用できる。傾斜が大きいのと階段の高さが不ぞろいで歩きにくい。こんな構築物を築いた先人に驚く。

紀元前5世紀、周の時代に北方騎馬民族の侵入を防ぐ為に築いた城壁が、長城の始まり。その後、秦の始皇帝が30万の軍兵と数百万の農民を動員して完成させた。東は渤海湾に面した山海関から、西は砂漠の中の嘉峪関まで、全長は約6700q(北海道〜九州間の2.5倍)におよぶ。故毛主席も「長城に来ずば、豪傑にあらず」と述べている。長城の観光地として有名なのが八達嶺。入り口から向かって右が「女坂」、左が急勾配の「男坂」で最大傾斜は40度。

ロープウエイ入り口
明の十三陵
明の十三陵 は、明代十三人の皇帝とその皇后が眠る墓。最初の日に神道を見学。楼門を過ぎると、参道には皇帝の死後も権力を守り続ける象徴としての象、馬、駱駝、功臣官、文臣官、武将像など重厚な石像が並んでいる。一般公開されているものは定陵と長陵、昭陵。長陵は十三陵の中で最大規模を誇る第3代永楽帝の陵。
翌日その1つ定陵の内部観光。深い竪穴の中には、第14代神宗万暦帝の陵墓で、中殿には漢白玉の王座、後殿には万暦帝と左右に2人の皇后の棺が安置されている。かなり殺風景で石の肌が冷たい。
頤和園
頤和園 はもとは歴代の皇帝の庭園だったが清朝末期、英仏連合軍に破棄された。西太后は自らの隠居所を造るため海軍費から膨大な費用をさて再建。清国の後退の一因は、ここにあったといわれている。とにかくその大きさとこれだけの土木事業が行われたことに驚く。 
天安門広場
天安門広場は世界で一番広い広場で中華人民共和国のシンボル的存在の広場です、
広場中央に建つのが人民英雄記念碑で、西に人民大会堂、東に中国革命歴史博物館、南には毛主席記念堂が建っている。いつも観光客で賑わっている。
広場中央の国旗掲揚台では毎朝、日の出とともに人民解放軍の兵士により五星紅旗が掲揚される。この門を入ると故宮
故宮
故宮 は明の永楽帝が15年の歳月を費やして1420年に完成させた。以後、清の末代皇帝溥儀まで500年、24人の皇帝がここで暮らした。面積約72万uの城内にある60の殿閣には、9999の部屋があるといわれ、約100万点におよぶ貴重な財宝が展示されている。
現在は、オリンピックに備えてか、工事中が多く美しい建造物は良く見れませんでした。
天壇公園
天壇公園 は明・清代の皇帝が五穀豊穣を祈った場所。梁と釘を一本も使わず建築された祈念堂、皇穹宇は歴代皇帝の位牌を祠る。周囲の壁は回音壁といわれ、壁にささやくと反対側の人に伝わるしかけになっている。また、圜丘は毎年冬至に皇帝が豊作を祈願した所。
市民の憩いの場所になっており、沢山の人がゲームや体操に励んでいます。高齢者が多い。
周口店
周口店
人類の祖先である北京原人が発見された場所として有名。50万年前の化石人骨が発見されたのは1929年。北京原人展覧館があり、遺跡資料が展示されている。今原人は行方不明
盧溝橋
 北京の中心部から15km南西へ行ったところに、マルコポーロが「世界で唯一無二の美しさ」と絶賛した橋があります
 盧溝橋は現存する北京最古の石造アーチ橋です。1192年に完成、全長266.5m、11個のアーチからなっていて、両脇の欄干には、すべて異なる石獅子が501匹鎮座している。

 この橋から見た暁の月は、それはそれは美しいのだと古来言い伝えられてきました。

王府井
王府井は「東京の銀座」、「パリのシャンゼリゼ通り」と同じ有名な通り、北京最大の繁華街であり、変貌を遂げつつある現在の北京を象徴するエリア。100年以上も続く老舗など歴史ある店舗が連なるショッピング街、王府井大街には、胡同(フートン)と呼ばれる昔ながらの横町も保存されている。

ケンタッキーフライドチキン
中国国家博物館
天安門広場の東にある近代的で立派な建物でいろいろな展示がある。
鼓堂付近
昔ながらの北京の面影が残る胡同を輪タク(人力三輪車)に乗って90分案内してくれる。途中、四合院造りの民家を訪ねたり、鼓楼に登って北京の下町の風景を眺めたりします。景山公園の北、北京の中心軸にある鐘楼.古楼は、明清代には時計が置かれ、太鼓で時刻を知らせた場所である。 鐘楼

鐘楼は旧北京城の中心軸(景山公園の頂に立ち、南北を眺めるとよくわかる)の最も北に位置する高さ47.95mの建築物で、中に高さ3.5m、直径1.5mの巨大な鐘が納められている。鐘楼は1420年(明の永楽18年)に万寧寺跡に建立され、1747年(清の乾隆12年)に再建された。
鼓楼
鼓楼は1272年(元の至元9年)に建てられた斎政楼を基礎に、1420年(明の永楽18年)と1800年(清の嘉慶5年)の2回にわたって修復された。中には高さ1.79m。直径1.42mの大太鼓がある。
付近には胡同が多く、胡同の途中で立ち寄る観光客も多い。
京劇 北京京劇

京劇は中国劇曲の中の一つで、北京人にもっとも親しまれている代表的な曲である。基本的には歌、せりふ、立ちまわりの四つの要素からなっている。劇によって、重点が異なる。例えば、孫悟空の活躍する劇は立ちまわりが中心だが、楊貴妃の場面では歌や演技が主となる。現在舞台上で演じられる演目数は京劇だけで200本を超えている。日本でも親しまれている「三国志」、「水滸伝」、「西遊記」などの演目では、登場人物が舞台狭しと活躍し、ファンにとってはたまらない。他に雑技がある。
●参考
「人民網日本語版」2006年11月4日記事
中国・アフリカ協力フォーラム 第3回閣僚級会議開催
中国・アフリカ協力フォーラムの第3回閣僚級会議が3日、北京で開催された。中国とアフリカ48カ国の外相および経済協力部長が会議に出席したほか、24カ国際組織・地区組織の代表が視察員として開幕式に参加した。国務院の呉儀副総理は開幕式のスピーチのなかで、「中国政府を代表して会議の開催に対し祝賀の意を表す。中国とアフリカが外交関係を樹立して以来50年間、両国の伝統的な友好協力関係が盛んに発展してきたことを称揚する。」と述べた。
会議では、第2回閣僚級会議以後の活動について外交部の李肇星部長が実行状況の報告をし、審議が行われたほか、薄熙来・商務部部長が中国・アフリカの経済貿易協力についてスピーチを行った。
会議に参加した各国代表は積極的に発言を行い、中国・アフリカの伝統的な友好関係をたたえた。また、第2回閣僚級会議以後の活動については一致して満足した結果を得たとし、今後も協力して努力し、フォーラムの枠組み内における友好協力を推進していくことで合意に達した。
会議は「中国・アフリカ協力フォーラム北京サミット宣言(草案)」、「中国・アフリカ協力フォーラム―北京活動計画(2007年〜2009年)(草案)」、「中国・アフリカ協力フォーラム北京サミット日程(草案)」を審議の上可決し、これらの草案を北京サミットに提出して審議することを決めた。
このほか、第4回閣僚級会議は2009年にエジプトで行うことが決まった。(編集SN)