ヴェトナム・カンボジア旅行報告
アンコールワットを訪ねて

2006年最後の海外旅行で2006/12/7より12/14までヴェトナム、カンビジアを訪れました。最大の目的は危機にさらされている世界遺産のアンコール遺跡群を見る事ですがその前後にヴェトナムも一寸見る事でLOOKJTBの世界遺産を訪ねる旅を選びました。ハノイ、シェリムアップ、ホーチミンに各2日滞在しました。
このツアーは、コースの定められたツアーですが添乗員は同行せず、都市毎に現地係員が案内するスタイルの観光でした。同じ企画の他の人と最大6名のマイクロバス友達になります。シェリムアップのアンコール遺跡群観光が主ですが、ハノイでは、ハロン湾クルーズ、水上人形劇鑑賞、バッチャン村訪問、ホーチミン廟。ホーチミンでは統一会堂、ベンタイン市場、サイゴン大教会、中央郵便局、ミトーのメコン川クルーズを楽しみました。自由行動時間はほとんど無い旅行でした。
どちらの国もこれから発展する国で、また日本からは相当な援助も投入されているようでいて、日本人にはシンパティックであり、快適でした。これらの国々には援助をしておくと、一介の旅行者でも楽しく過ごせると感じました。



訪れた町とスナップ写真

カンボジア
シェムリアップSiem Reap
シェムリアップは広大な田畑に牛や水牛が草をはむのどかな田園地帯。アンコール遺跡は半径10キロメートル程の地域に、数十ヶ所にわたって点在している。今沢山のホテルも建設中でアンコール遺跡の城下町的都市です。レストランだけのビルもあって、工場の食堂のような雰囲気で沢山の観光客を裁いています。
この遺跡は、「危機にさらされている世界遺産」の1つです。
●遺跡までは、市内から8キロメートルあるので、車で移動しながら見学します。午前2時間ほど観光、昼食後ホテルで休憩、また午後出かける。遺跡地域ではレストランなど無いのと昼間は暑いのでこのようなツアーの計画になる。
1日目(12/10)午前ロリュオス(ロレイ、プリア・コー、バコン)、午後アンコールワット、
夕方プノンパケンの順で観光しました。
2日目(12/11)早朝再びアンコールワットの日の出、午前はタブロム、バンテアイ・スレイ、午後はアンコールトム
遺跡の配置関係を右の図に示します。

位置関係のみ示す。
距離は正確でありません
●遺跡地域は保護区となっており、遺跡に通じる路上数カ所に設けられたチェックポイントで入場料を払う必要がある。遺跡群への入場料は比較的高く、1日間有効パス 20US$ 3日間有効パス 40US$ 1週間有効パス 60US$で、写真(約3.0cm×横2.5cm、1枚)が必要。カンボジア住人は無料。
● カンボジアはビザが必要で、e-VISA(日本取得)をネットで取得した。このシステムは良くできており、クレジットカードが必要だが大使館に赴かなくて良いし、高い手数料を旅行社に払わなくて良いので歓迎だ。
● 基本的にカンボジアへの直行便は日本からは出ていないので、ヴェトナムかタイから入国する。シェムリアップ現地空港諸税は別払いで出国時にドルで払う。時差2時間遅れ
●ドルはそのまま使える。お釣りもドルで来る。滞在中両替をせず、カンボジアのお札を見ていない。外国人に対してはヴィザ、パス、利用税などすべてUSドルで支払う事を要求される。

遺跡入場パス
アンコール・ワット
アンコールワット Angkor Wat 
アンコールワットは1.3km×1.5kmの濠に囲まれ、中央塔の高さは65メートル。ヒンドゥー教の寺院として建設されましたが現在は仏教寺院に改宗され、カンボジアのシンボルとなっています。夜明けのアンコールワットはシルエットとなり、日没時には夕日に赤く染まります。急な階段と階段のステップの幅が小さいので横を向いて上り降りすることが必要です。

中央塔

池に映る全景

全景中庭より

参道

中央祠堂

階段を登る人々

参道から正面を見る



急斜面の階段
アンコールワットの日の出
朝早起きをして再びアンコールワットへ。西塔門を入ったところで日の出を待つ。多くの観光客が待つなか日の出になったが、残念ながら季節が悪く大分外れている。春分の日にアンコールワットの中心から日が昇るとのこと。

日の出は違った所から

日の出を待つ人達
アンコールトム
アンコールトムの遺跡 Angkor Thom
アンコールトムは、クメール王国の最盛期に建設された城塞都市です。周囲は3キロ四方の堀と城壁に囲まれており、観世音菩薩の巨大な顔が彫られた5つの城門が外部へ通じています。中心には観世音菩薩の顔が彫られた49の塔がそびえるバイヨン寺院がかつてのアンコール王朝の威容を今に伝えています
南大門 South Gate バプ−オン Baphuon
ライ王のテラス Terrace of Laper King
バイヨン Bayon
観世音菩薩の顔が彫られた塔が林立するアンコールトムの都の中心的寺院。
当時の生活を描いた回廊の彫刻も素晴らしい。神様と阿修羅がナーガ(大蛇)を綱にして綱引きをしてます。

南大門の神様列

南大門

南大門手前の綱引き

バイヨンの観世音菩薩の顔

バイヨンの観世音菩薩の顔

バイヨン外観

ライ王のテラス
ロリュオス遺跡群Roluos アンコール・ワットやアンコール・トムに先立つこと300年あまり、クメール王国の最初の王都はここロリュオスに置かれていました。シェムリアップから車で30分、国道6号線の南北に拡がる田園の中に遺跡が点在しています。

ロレイ Lolei

プリア・コーPreah Ko

バコンBakong
プノン・バケンPhnom Bakeng
付近にあるプノン・バケン(バケン山)からは、アンコールワットを眼下に見下ろすことができ、サンセット観光の人気スポットになっている。
アンコールワットの北西にある75メートルほどの山。アンコールトムができる前の都ヤショダラプラはこの山を中心として、今でも頂上には9世紀頃の遺跡が残っています。見晴らしがよく、サンセットや夕日に染まるアンコールワットをみるには最高の場所。
象に乗って登ることもできます。 途中は整備されていない山道でかなりきつい。せみの鳴き声が鉦をたたくように聞こえます。
建築年代:900年頃、建築者:ヤショヴァルマン1世

プノンバケン頂上

階段を登る

日の入りを待つ人たち

たくさんの人
タブロム
 タプロム Ta Prohm
「密林に消えた世界」12世紀にジャヤヴァルマン7世が母を弔うために建てた仏教寺院で、塔門には観世音菩薩の四面仏が、植物に覆われながらも四方を見渡しています。主だった遺跡が修復されていく中で、ここだけは当時のままに保存されているため、熱帯の樹木が寺院の上からのしかかるように枝を広げ、根を伸ばし、自然の脅威をまざまざと見せつけています。この圧巻が見ものですが、この遺跡の保存は建物と樹木が一体化していてどちらを優先させるかが課題と思われます。
バンテアイスレイ
 バンテアイスレイ Banteay Srei
バンテアイスレイとは“女の砦”という意味です。アンコールトムから北に約40キロ、シェムリアップ川のほとりにたたずむヒンドゥー寺院です。東西95メートル、南北110メートルの周囲を壁に囲まれた小さな寺院ですが、赤色砂岩の建物の破風や壁面を埋め尽くすように彫刻が施され、その繊細な美しさに圧倒されます。
なかでも祠堂の壁面の女神像“デヴァター”は、フランスの作家アンドレマルローがその美しさに魅せられ国外に持ち出そうとして逮捕された、といういわく付きのもので、「東洋のモナリザ」とも呼ばれています。

参道

東洋のモナリザ

側面池を介して見る
宮廷舞踊アプサラの舞い鑑賞
ベトナム
ハノイ
午前:『世界遺産』[ハロン湾クルーズ](約3時間)鍾乳洞
午後:ハロン湾発(約3時間/150km)ハノイ夕刻:ハノイ着
夜 :[水上人形劇鑑賞]
伝統芸能水上人形劇鑑賞
3 2006/12/9(土)午前:[バッチャン村訪問と簡単なハノイ市内観光]
*安南ブルーの陶器が魅力のバッチャン村訪問
*ホーチミン廟(入場)
夕刻:ハノイ発シェムリアップ

ホーチミン廟


ハロン湾

ハロン湾鍾乳洞入り口の船着場


バッチャン村

水上人形劇入り口

ホアンキエム湖

市内の単車の群れ
ホーチミン
午後:[ホーチミン市内観光](予定時間:14:00〜18:00)
*統一会堂(入場)、歴史博物館(月曜休館)(入場)
*ベンタイン市場、サイゴン大教会、中央郵便局(いずれも下車)
*途中フットマッサージ(約30分)と途中、一度は乗ってみたい
ベトナム名物シクロ(人力車)乗車体験(約15分)にもご案内
7 2006/12/13(水)1日:[ミトーのメコン川クルーズ]
(予定時間:08:30〜15:30)

統一会堂

サイゴン大教会

中央郵便局

中央郵便局(内部)
メコン川クルーズ

メコン川

メコン川小型船クルーズ

船頭さん

皆バイク

エレファント・フィッシュのから揚げ

ベンタイン市場