祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
平家物語の有名な、ー祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きありーの、
諸行無常は、イコール=この世ははかないもの(無情)、と思っている人が多いでしょうが、
お釈迦さまの説いた諸行無常の正しい意味は、無情ではなく、無常です(常ではないということ)。
この世のものは無常=いつも同じ状態では無い、常に変化する意味です。
又、涅槃=死である、ととらえ涅槃寂靜は、死後の極楽世界と 思われやすいが
梵語の「ネハン」とは、「無」の意味で、肉体がない・迷いが無い状態のことです。
つまり、迷いがすっかり打ち消され、煩悩が消滅した境地の状態のことです。
しかし、我々・凡人(ボサツマンはとくに)は、言葉の理解はしても、又、もう煩悩が消えたと思っても、
すぐに又、欲や迷いや煩悩が湧き起こり、復、それにふりまわされているのが現実です。
オイラ・ボサツマンも、いつも、喜んだり、しょげたり、心配したりしている毎日です。
なさけないよ〜。