十種神宝加持秘文 とくさのかむたからかじひもん

  神主が 金幣を以って参拝の人々を 祓い清める時に唱える祝詞のりと 
  
神産霊の神かむむすびのかみ  饒速日の命にぎはやひのみこと  この秘文を授け教え給いました。
  物部
もののべ 饒速日の命とは 最大勢力を誇った豪族の物部氏の始祖が饒速日の命という意味です。
  高天の原出身の
饒速日の命早い時期に地上に降り 豪族の一族を形成していたと思われる。

  神宝天の印(しるし)/ 十種の神宝 とくさのかむたから とは 次の十種        「十種神宝加持秘文・文言
  
沖津鏡 辺津鏡 八握の剣 生玉 足玉 死返の玉 道返の玉 蛇の比礼 蜂の比礼 諸々の比礼
 
  謹請再拝 謹請再拝 天つ御祖神産霊の神 天つ御璽の瑞の宝を振由良加して
   物部の
「饒速日の命」にぎはやひのみこと に授け給いて教え給わく…… 此の 十種の神宝 所謂
   
沖津鏡、辺津鏡、八握の剣、生玉、足玉、死返の玉、道返の玉、蛇の比礼、蜂の比礼……
 読み: きんじょうさいはい きんじょうさいはい あまつみおや かむむすびのかみ あまつみしるしの
      みずのたからを ふりゆらかして もののべの 
にぎはやひの みことに さづけたまいて おしえたまわく‥‥‥
      これの とくさの かむたから いわゆる 

      おきつかがみ
 へつかがみ やつかのつるぎ いくたま たるたま まかるかえしのたま みちかえしのたま 
      おろちのひれ
 はちのひれ‥‥‥