耳なし芳一
耳なし芳一の話 (怪談・耳なし芳一は 小泉八雲 ラフカディオ/ハーン の作)
盲目の
彼の得意話は
ある夜 芳一は
それから 毎夜のごとく招かれて語っておりました。 ところが
それを知った芳一の師/
しかし 耳だけ般若心経を書くのをわすれたので 芳一は耳を亡霊に切り取られてしまいました。
そこから「耳なし芳一」という名で 語り伝えられています。 (般若心経には 魔除けの力がある)
下関にある
この社やしろ には 平清盛たいらのきよもり の孫まご の 安徳天皇が祀られていて 御陵も
また
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功過格表 こうかかくひょう 表立たない善行を陰徳といい 陰徳を重ねると良い報いがあると伝わる。
開運出世・富貴繁栄は 陰徳積みを元となす。
善も積まざれば名を成すに足らず 悪も積まざれば 身を滅ぼすに足らずなり。
浄明道 ー12世紀の中国の文献ーに 人の行動を 1~100の善と悪にわけて書いてある。
↶善行 ↶悪行
人間の命を救う。 100に値する行為 人間の生命を奪う。
捨て児 又は堕胎を思い止まらせる。 一人の婦女の貞操を破り失わせる。
捨て児 又は堕胎を思い止まらせる。 捨て児 又は堕胎する させる。
他家の断絶を免れさせる。 50に値する行為 他家を断絶させる。
身寄りのない子供を引き取って養育する。 他人の婚姻を破談させる。
一人の人間を流浪者にさせる。
無実の罪の人を明白にして救う。 30に値する行為 一人の戒行を破らせる。
一人の無法者を教化して善につかせる。 誹謗を造って一人の身に傷をつける。
他人の隠事を摘発して 中傷する。
公衆の害になることを ひとつ取り除く。 10に値する行為 智徳に優れた人を 排斥する。
世を益する書物を一冊編集する。 悪だくみを持った人を推挙する。
一人の智徳に富む人を世に出す。 貞操を失った婦人に触れる。
一人の重病人を看病し全快させる。 人畜を殺す凶器を所持する。
人の生命を保益する書物を一冊編集する。 5に値する行為 世の中の良風良俗を破壊する。
悪性の訴訟を諭して思い止まらせる。 一人の者に訴訟を勧める。
一人の軽病者を看病し全快させる。 一人の病人の救いに対し応じない。
人の生命に良い方法をひとつ伝授する。 道路や橋を毀損きそん する。
人間の役に立つ畜生(家畜など)一匹の命を救う。 人間の役に立つ畜生を殺す。
そしりを受けても弁解しない・怒らない。 3に値する行為 長幼尊卑の秩序を破る。
気にいらないことも受け忍び・怒らない。 酔って一人の者を害する。
家畜外の畜生一匹の命を救う。 2枚舌を使い人の仲をさく。
一人の善行をほめる。 1に値する行為 一人の人の善行を無にする。
一人の飢えを救う。 人の争いをそそのかす。
一人の過失を暴きたてない。 一人の無知な者を欺く。非行に賛成する。
正しい道を講演して教化一人に及ぶ。 人の過失を言いふらす。
一人の争いしる者を諭し止める。 無礼な不作法をひとつ行う。
小さい虫や魚などの命を救う。 小さい虫や魚の命を奪う。
人畜を使役してその疲労を哀れまない。
人との約束を破る。
以上 この功過格表を受持し 毎晩その日になした功(善)と過(悪)を 表に記して
月末にその功と過を差し引きし結果を記入 年末に総計を比較し 自分の過福を知る …… 功過格表より