| この度の東日本大震災で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。 そして、一日も早い復興をお祈り申し上げます。 |
昨年は東日本大震災、福島の原発事故、欧州の金輸危機など激動の年でした。私たちは自然、エネルギー、環境など人類 の未来をもう一度考え直す時期が来ているようです。そんな中で義援金活動や被災地への支援などを通してハンガリとの交流がさらに緊密になったことは嬉しい限りです。災害や景気の変動に負けることなく今年もハンガリーとの交流を進めて行きたいと思っております。
新しくセルダヘイ・イシュトバーン大使が着任されたのも嬉しいニュースです。前回の1999〜2003年に続いての再任で、 日本通の大使のご活躍を期待しております。
昨年は震災のために多くのエヴェントが延期されました。今年はそうしたものも含めて、関西でコンサート、写真展 などハンガリーとの交流事業が数多く計画されています。できるだけ多くの皆様のご参加をお願い致します。
ハンガリーも日本と同様に多くの文化遺産を保有している国です。今年は高松塚古墳の発見40周年になりますが、その壁 画の劣化が危惧されています。こうした文化財をいかに保護してゆくかは世界共通の問題です。微生物特にカビによる 文化財の汚染や損傷が問題となっています。今年の7月に奈良で「文化財保全のための微生物に関する生態学的研究」という日本・ハンガリー共同セミナーが日本学術振興会とハンガリー科学アカデミーによって開催されることになりました。このような分野での二国間の協力が今後ますます盛んになって行くことを期待しております。
新大使セルダヘイ・イシュトヴァーンさんのご紹介
新大使のご略歴
1959年 ヴェスプレーム(ハンガリー)生まれ
1983年 エトヴォシュ・ ロラ―ンド大学(ブタペスト)卒業
1987年 神戸大学留学(修士号取得)
1990年 駐日ハンガリー共和国大使館二等書記官
1999年 エトボシュ・ロラ―ンド大学助教授
同年 駐日ハンガリー共和国特命全権大使
2000年 勲二等旭日重光章受章
2010年 ハンガリー外務省アジア太平洋局長
2011年 駐日ハンガリー共和国特命全権大使
2012年1月1日 駐日ハンガリー国特命全権大使(国名変更により)
2011年3月11日の東日本大震災は世界に衝撃を与えました。この災害に対して世界各国から
救援部隊、救援物資、義援金などが届けられ、あらためて世界の多くの国の人々との連帯を
感じた次第です。ハンガリーでも震災の直後から各地でチャリティ・コンサートや日本を
支援するための様々なエヴェントが開催され、集まった義援金は当地のハンガリー・日本
友好協会を通じて東京の日本・ハンガリー友好協会に送られ、ボハール・エルヌー大使も
同行して宮城県に贈られました。また昨年のハンガリーでの赤泥汚染事故に対しては日本で
義援活動が盛んに行われ、当協会もこれに協力しました。災害は悲惨なものですが、こう
した出来事を通しての新しい絆が生まれ、日本とハンガリーの両国間に連帯と交流がより
一層深まったと感じています。
8月20日はハンガリーの建国記念日で、各地でそれを祝っていろんな行事が行われます。
これまでデブレッエンのフラワー・カーニバルは何度か見たことがあったのですが、今年は
ブダペストのブダの城で開催されたフォーク・アート・フェスティバルを訪れました。
ハンガリー各地からの民芸品の作家たちが郷土色豊かな作品を実演・展示・販売しており、
これまで知らなかったハンガリーの地方文化に触れることができました。
東日本大震災のために延期されていたハンガリー関係の行事も徐々に開催されるようですし、
これを機会に両国間の交流がますます盛んになることを期待しております。
関西ハンガリー交流協会会報誌21号(平成23年9月発行)より
*向山会長が「ハンガリー科学アカデミー・原子核研究所」の*
*名誉客員教授に *
当会の向山毅会長が一H21年11月に「ハンガリー科学アカデミー原子核研究所」の名誉客員教授に
選ばれました。会長は原子物理学がご専門で、原子の一番内側にある電子の動きを研究しておら
れる世界的な科学者です。今回の名誉客員教授ご就任は日本人としては初めてとのことで、会と
しても大変誇りです

ハンガリー共和国は2011年4月のハンガリー基本法(憲法)の
国会決議により、2012年1月1日からハンガリー国と国名を
変更しました。