乳癌検診は精度管理中央委員会主催の講習会を受講し、一定の技能を認定された技師と医師によって基準のマンモグラフィを使用された医療施設で視触診とマンモグラフィを併用して行われることが望ましいと厚生労働省から通達がだされています。これらの資格は日本乳癌検診学会のHPで閲覧することができます。
滋賀県では約半数の市町村ですでに実施されております。草津栗東地域でも近い将来導入される予定です。
マンモグラフィ併用乳癌検診の開始により、しこりにならない・超音波検査でも指摘できない
病変が石灰化陰影のみで描出されることが増えております。これを正確に迅速に診断するために当院では、スレテオガイド下マンモトーム生検を導入実施することにいたしました。
経過観察で患者様にリスクを発生させることなく、早期乳癌を早期に確定診断してまいります。検査は保険適応になっております。また、遠方の患者様などには一泊入院による検査としても可能です。
早期乳癌発見に威力を発揮するステレオガイド下マンモトーム生検でひとりでも多くの方の乳房と生命を救いたいと考えます。
滋賀県下でも当院でまだ2つ目の検査機器ですので、他院からのご紹介にも対応いたしますので、近隣の乳腺担当の先生方にもご利用頂きますようご連絡申し上げます。
マンモグラフィ併用乳癌検診を実施する医療機関に対して精度管理中央委員会が施設認定を実施しておりますが、当院は先日A判定の評価をしていただきました。
施設評価とはレントゲン写真に微細な病変がでるようにちゃんとレントゲンがとれているかをマンモグラフィの機械やフィルムなどの観点から行われます。
毎日毎日、放射線技師の方が見逃しが起こらないようにいいレントゲンがとれるように努力をしてくれております。
まさに専門性を高めていくことはこのような地道な努力から始まり、そして維持されていくものと考えます。