カニサボテン
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学 名 | Schlumbergera |
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科属名 | サボテン科 シュルムベルゲラ(ジゴカクタス)属 |
別 名 | シャコバサボテン、カニバサボテン、クリスマスカクタス、デンマークカクタス、 |
原産地 | ブラジル・リオデジャネイロ州のオルゴンス山脈で発見された |
花 期 | 11月初旬〜翌年3月 |
高 さ | 15p〜40p |
花 色 | 赤、白、ピンク、オレンジ、黄、複色など |
花言葉 | 美しい眺め、一時の美、蓬菊(よもぎぎく)=平和、蓬(よもぎ)=決して離れない |
誕生花 | 12月1日 |
コメント
カニサボテンは庭に咲く花ではないが、数少ない冬季の花として鉢植えで育てている。出来の良い年とそうでもない年があり、等しく育てるのは結構難しい。
雑 記
ブラジルのリオデジャネイロの低地から高地までおよそ5種が分布するサボテンで、主に樹上や岩の上に根を張っている。標高の高いところに生息し葉が丸いものを「カニサボテン」と呼び、標高の低いところに生息する葉先が鋭い「シュルンベルゲラ・トルンカタ(S. truncata)」を片親として、他の種を掛け合わせてできた園芸品種を一般に「シャコバサボテン」と呼んでいる。
シャコバサボテンの交配親として代表的なものに「シュルンベルゲラ・ラッセリアナ(S. russeliana)」があり、この種は葉のフチが丸みを帯び、ギザギザの鋸歯にならず「カニサボテン」という。
シャコバサボテンはクリスマスの時期に咲くことから「クリスマス・カクタス」とも呼ばれている。葉にギザギザが無く比較的丸葉の「カニサボテン」は正月から春先にかけて咲く。日本へは昭和50年頃、デンマークから渡来したことで「デンマークカクタス」の名で呼ばれ、多種多様な品種が流通するようになった。
日本では側縁の突起が丸みを帯びたものを蟹に似ていることから「カニサボテン」又は「カニバサボテン」と呼び、側縁の突起が鋭いものをシャコの体に似ていることから「シャコバサボテン」と呼んでいる。
カニサボテンの花弁は薄く後ろ側に反り返る。冬に咲く品種を「クリスマス・カクタス」と呼び、デンマークで品種改良された大輪で花付きの良い品種群は「デンマーク・カクタス」と呼ばれている。