ヒイラギナンテン(柊南天)
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学 名 | Mahonia japonica |
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科属名 | メギ科 ヒイラギナンテン(柊南天)属 |
別 名 | トウナンテン、柊南天 |
原産地 | 中国、台湾、ヒマラヤ |
花 期 | 4月〜5月 |
高 さ | 50cm〜1.5m前後 |
花 色 | 黄色 |
花言葉 | 愛情は増すばかり、激情、激しい感情 |
誕生花 | 12月10日、12月14日 |
コメント
金木犀と椿の木の間に柊南天が植えてある。植栽場所を間違えてしまった感じである。従って、あまり目に付くことはないが、写真を撮ることを目的に近づくと毎年3月には決まって黄色い可憐な花を見せてくれる。葉がトゲトゲしい割りに綺麗な花だ。
雑 記
枝先に総状花序(柄のある花が花径に均等に付く)を出し、芳香のある黄色い花をたくさん咲かせる。その後9〜10月頃に黒紫色のブドウを小粒にしたような実をつける。実は直径6mm前後で球状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒紫色に熟し白い粉をふく。花弁は6枚で、先が浅く2つに裂ける。萼片は9枚、雄しべ6本、雌しべ1本である。
日陰でも良く育ち、ナンテン(南天)のような枝振りに、ヒイラギ(柊)に似たトゲのある葉をもつことから、この名が付けられた。中国雲南省では「冬咲き種」の分布もあるが、日本で普及しているのは「春咲き種」である。
刈込んで生垣にしたり、放任して自然樹形で楽しんだり、葉にトゲが有るので防犯に役立ち、犬や猫よけにもなります。
冬になると葉が紅葉します。日陰や樹冠内部では寒さを受けにくいことから緑葉で冬を越す。葉色は四季を通して美しく変化するものが多いので放っておいても楽しむことができる。
「難を転ずる」という語呂合わせから魔よけの木として信じられており、葉のトゲを鬼が嫌がるので鬼門に植えられたり、イワシと共に魔除けのリーフの材料に使われる。