ミツバツツジ(三葉躑躅)
photo 2006/3/12 10:10 | photo 2006/3/12 10:12 |
学 名 | Rhododendron dilatatum |
---|---|
科属名 | ツツジ(躑躅)科ツツジ(躑躅)属 |
別 名 | − |
原産地 | 日本 |
花 期 | 3月初旬〜4月上旬 |
高 さ | 1m〜1.5m |
花 色 | 淡い桃、紅赤、赤紫、橙、白 |
花言葉 | 平和、節制、自制心 |
誕生花 | 5月1日 |
コメント
大分前になるが東北道を走っていて何処かのパーキングで苗を安く求めたものを自宅の庭の片隅に植えたものである。既に花が咲いていたので落葉樹とは知らずに購入し、その冬に葉が全部落ちてしまい枯れてしまったのかなと思った。春に葉が出るより先に白く美しい花を咲かせる。その姿を見る度に思い出す。
雑 記
「ミツバツツジ」は、近縁のミツバツツジの総称であり種類が多い。関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、やせた尾根や岩場、里山の雑木林などに自生する。
枝は細くあまり密集しないので圧迫感がなく、放っておいても自然樹形に育ち、和風、洋風どちらの庭園にも違和感なく植えられる。
自然樹形のまま育てて剪定しないほうが良い。どうしても剪定する場合は枝先が極端に飛び出したものを切るくらいが良い。広い場所であれば、何本かを寄せ植えにして群生させると花が咲いたときに壮観である。
ミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、5本のものもある。ミツバツツジは、花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉が出ることからこの名が付いた。
ミツバツツジには多くの種類があるが有名なものには、「東国(とうごく)三葉躑躅」「小葉(こばの)三葉躑躅」「大山(だいせん)三葉躑躅」「西国(さいごく)三葉躑躅」「南国(なんごく)三葉躑躅」「雪国(ゆきぐに)三葉躑躅」「清澄(きよすみ)三葉躑躅」などがある。
日陰地でも好んで育つ植物は少ない中で、このミツバツツジは貴重な存在だ。完全日陰地でも育ち、写真のミツバツツジは、冬になると塀の影で一日中全く陽がささない環境に植えてある。