カランコエ
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学 名 | Kalanchoe blossfeldiana |
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科属名 | ベンケイソウ(弁慶草)科 カランコエ属 |
別 名 | ベニベンケイ(紅弁慶) |
原産地 | 熱帯アジア、東アフリカで、主にマダガスカル島 |
花 期 | 3月〜6月 |
高 さ | 10cm〜20cm(矮性種)と、30cm〜50cm(高性種)がある |
花 色 | 白、黄、オレンジ、赤、橙色など |
花言葉 | 幸福を告げる、あなたを守る、おおらかな心、たくさんの小さな思い出 |
誕生花 | 2月25日、3月21日、12月1日 |
コメント
大分前に妻がスーパーでポット苗を買ってきたもので植木鉢に定植してある。3月から6月まで咲き続けるが外の寒気には弱そうなので真冬は玄関に取り込んでいる。初春の花が少ない時期に咲き始めるので貴重な存在である。我が家のカランコエは黄色の花を咲かせるが何となく幸福感が漂う花である。
雑 記
マダガスカル島原産の「ブロスフェルディアーナ種」を元にして品種改良されたもので、小さな花を頂部に数多く咲かせる「ベニベンケイ型(ボール型)」と、下向きの釣り鐘状の花をつける「ベル型」の2種類がある。カランコエは多肉植物で、乾燥にはかなり耐え、越冬温度は最低5℃位の耐寒性もある。日が短くなると花芽を分化する短日植物で、1月中旬頃からポツポツと開花を始め、4月頃最盛となる。
カランコエは、マダガスカル、東アフリカ、南アフリカ、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島などに約100種が分布している。分布域はかなり広いが、大半はマダガスカルと東アフリカに集中している。種によって姿形は様々で、鉢花として栽培されるものや、ユニークな姿の葉を鑑賞する多肉植物として扱われるものもある。
一般的に鉢花として親しまれているのは、「ブロスフェルディアナ種(K. blossfeldiana)」から改良された園芸品種で、それらを指してカランコエと呼ぶことが多い。日本には昭和6年に渡来し「ベニベンケイ(紅弁慶)」の和名が付いている。
矮性種の小さな鉢植えはケーキような可愛らしさがあるし、高性種の大鉢仕立ては見栄えが良く堂々としている。ドイツで改良が始まり、次いでオランダやアメリカ、日本でも育成され、様々な園芸品種が誕生している。
多肉植物としてのカランコエは、鉢花として数種が普及しているが、葉の形がユニークで様々な種がある。主なものに葉のフチからたくさんの子株を吹く「セイロンベンケイ(K. pinnata)」やふっくらと厚みのある葉にふさふさの毛が生える「ツキトジ(月耳兎)(K. tomentosa)」、葉に茶色い毛が生え、草丈は最大3mにもなる「センニョノマイ(仙女の舞)(K. orgyalis)」、葉の表面に白粉がつく「ハクギンノマイ(白銀の舞)(K. pumila)」などがある。