ハナモモ(花桃)
photo 2011/4/5 9:23 | photo 2011/4/5 9:24 |
学 名 | Prunus persica |
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科属名 | バラ(薔薇)科 サクラ(桜)属 |
別 名 | ペルシャのリンゴ |
原産地 | 中国 |
花 期 | 3月〜4月 |
高 さ | 1m〜7m |
花 色 | 赤、桃色、白、紅白咲き分け |
花言葉 | 素直な気持ち、気立ての良い子、私は貴方のとりこです、チャーミング |
誕生花 | 3月3日(桃)、3月27日(枝垂桃) |
コメント
敷地の北東の隅にハナモモ(花桃)が植えてある。その名のとおり花自体は果物の「桃」の花と同じに見えるが結実しない。しかし、濃いピンクの花は、春先に艶やかさと共に初夏の温もりを届けてくれる。切花としても比較的長く持つので近所にお裾分けしても喜ばれる花である。
雑 記
原産地は、中国。日本への渡来は相当古く紀元前2世紀(弥生時代)頃で、当時は薬や厄除けに利用され実を食することは無かった。なお、「古事記」に「桃」の記述がある。
バラ(薔薇)科、サクラ属、学名は「Prunys persica」。ラテン語名の「Plum(すもも)」が語源。
別名を「ペルシャのリンゴ」とも呼ばれる。中国からペルシャに渡り、シルクロードを伝って日本に来たのでしょうか。英名の「Peach」もペルシャに由来している。
いといろな種類があるが普通街で見かけるのは「花桃」が多い。花を観賞するために改良された園芸品種である。
日本昔話の桃太郎は、桃から生まれた強い男の子。この話は相当古く、桃の木は万葉の頃から霊力のある木とされてきた。
「桃栗3年、柿8年…」という言葉があるが、「何事も時期が来なくては実らない」という例えとなっている。
岡山県では桃太郎伝説があることから桃の花が県花になっている。
桃が詠み込まれたもので代表的なものは……
「春の苑 紅(くれない)匂ふ 桃の花 下照る道に
出(い)で立つ少女(をとめ)」
大伴家持(おおとものやかもち)
「白桃や 莟(つぼみ)うるめる 枝の反り」 芥川龍之介
「春の苑 紅(くれない)匂ふ 桃の花 下照る道に
出(い)で立つ少女(をとめ)」
大伴家持(おおとものやかもち)
「白桃や 莟(つぼみ)うるめる 枝の反り」 芥川龍之介