ツバキ(椿)
photo 2006/4/2 10:12 | photo 2006/4/2 10:15 |
学 名 | Camellia japonica(薮椿) |
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科属名 | ツバキ(椿)科 ツバキ(カメリア)属 |
別 名 | ヤブツバキ(薮椿)、カメリア |
原産地 | 日本、中国、韓国 |
花 期 | 1月下旬〜5月上旬 |
高 さ | 8m〜15m |
花 色 | 赤、白、桃、絞りの複色など |
花言葉 | 贅沢、謙遜の美徳、至上の愛らしさ、おしゃれ、申し分のない愛らしさ=白色 |
誕生花 | 1月12日、2月14日、12月10日。白色=11月11日 |
コメント
敷地の南東にツバキの木が植えてある。父が知り合いの家のツバキを挿し木で増やしたもので30年は経っている。一年毎に剪定をしているので樹高は3m位に保っている。毎年、写真のように綺麗な花を枝にびっしり付けてくれるので、開花期には庭が華やかになる。
雑 記
ツバキ(椿)科、ツバキ(Camellia カメリア)属、学名は「Camellia japonica(藪椿)」。Camelliaは、17世紀のチェコスロバキアの宣教師「Camell(カメル)」氏の名にちなむ。椿はカメル氏が18世紀に東洋からヨーロッパにもたらしたことで広まる。英名でも「カメリア」と呼ぶ。
一般に椿というと「藪椿」を指す。園芸品種では一重や八重、牡丹咲き、獅子咲きなど多数に上る。
原産地は、日本、中国、韓国など。日本の太平洋側には「ヤブツバキ(藪椿)」が、日本海側には「ユキツバキ(雪椿)」が自生している。
ツバキ(椿)は、花が首から落ちることから不吉とされ好まない人もいる。 木材は櫛や、焼かれて炭とされます。果実は絞って椿油として利用される。
ツバキ(椿)は、同科同属のサザンカ(山茶花)と似ており見分け難いが、両者を見分ける方法は椿が咲いたままの形で落首するのに対し、山茶花は花弁が1枚づつ散って落ちる点である。夏に白い花を咲かせるナツツバキ(夏椿)や、日本茶の茶葉となるチャ(茶)も同じツバキ属の仲間である。
古事記では「都婆岐(つばき)」、日本書紀では「海石榴(つばき)」の字で表現されている。「椿」の字は「万葉集」で初めて登場する。俳句では「春」の季語となっている。
名前の由来は「ツヤツヤした葉の木」から「つや葉の木」⇒「ツバキ(椿)」に変化したというのが定説になっている。
歌謡曲・流行歌の中にも多くの「椿」が歌われている。
昭和10年「白い椿の唄」、昭和11年「人妻椿」、昭和13年「愛国の花(椿を歌ったもの)」、昭和15年「愛の紅椿」「紅椿の歌」、昭和24年「村の一本橋」「愛の紅椿」、昭和25年「母椿の唄」、昭和28年「女心は紅椿」「わたしは島の紅椿」、昭和29年「紅椿の歌」、昭和62年「雪椿」、平成23年「紅つばき」などがある。
昭和10年「白い椿の唄」、昭和11年「人妻椿」、昭和13年「愛国の花(椿を歌ったもの)」、昭和15年「愛の紅椿」「紅椿の歌」、昭和24年「村の一本橋」「愛の紅椿」、昭和25年「母椿の唄」、昭和28年「女心は紅椿」「わたしは島の紅椿」、昭和29年「紅椿の歌」、昭和62年「雪椿」、平成23年「紅つばき」などがある。
椿が詠み込まれたもので代表的なもの……
「落(おち)ざまに 水こぼしけり 花椿」 松尾芭蕉(まつおばしょう)
「昼の井戸 髪を洗ふと 花椿の かげのかまどに 赤き火を焚く」
若山牧水(わかやまぼくすい)
「あしひきの 山つばき咲く 八峯(やつを)越え
鹿(しし)待つ君の いはひ妻かも」 万葉集
「ちはやぶる 伊豆の小山の 玉椿 八百万代も 色はかはらじ」
金槐和歌集(きんかいわかしゅう)
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」 河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)
「落(おち)ざまに 水こぼしけり 花椿」 松尾芭蕉(まつおばしょう)
「昼の井戸 髪を洗ふと 花椿の かげのかまどに 赤き火を焚く」
若山牧水(わかやまぼくすい)
「あしひきの 山つばき咲く 八峯(やつを)越え
鹿(しし)待つ君の いはひ妻かも」 万葉集
「ちはやぶる 伊豆の小山の 玉椿 八百万代も 色はかはらじ」
金槐和歌集(きんかいわかしゅう)
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」 河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)