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五線譜

ゲッケイジュ(月桂樹)

photo 2011/4/15  9:25photo 2011/4/15  9:30
学 名Laurus nobilis
科属名クスノキ(楠)科 ゲッケイジュ(月桂樹)属
別 名ローリエ、ローレル、スイートベイ、ベイ・ツリー
原産地南ヨーロッパ、地中海沿岸
花 期4月〜5月
高 さ10m〜30m
花 色薄黄色
花言葉勝利、名誉、裏切り
誕生花10月10日、12月9日

コメント
 月桂樹の木を植えてからあれこれ20年位経つが、樹高は毎年剪定し約3mで抑えてある。見たことは無いが放任すると30m位の高さまで伸びるという。我が家では葉を乾燥させ香辛料として料理に使用する。カレーやシチューなどに入れると一際美味しくなる。

雑 記
 「ゲッケイジュ(月桂樹)」は、枝葉を編んでスポーツで勝利した者の頭に冠されることで有名なクスノキ科ゲッケイジュ属の耐寒性常緑高木である。月桂樹は雌雄異株で雄株には綺麗な薄黄色の小花を4月頃に咲かせる。緑葉は乾燥させ「ローリエ」の名で、ハーブ・香辛料として料理に使われる他にアロマテラピーの精油の原料にもなる。
 月桂樹は、別名をローレルともいいギリシャ名はダフネで、ギリシャ神話に出てくるニンフ(精)の名前である。エロス(キューピッド)の矢を胸に受けたアポロンはダフネを恋するようになったが、ダフネはアポロンを好きになれずに、言い寄られるも上手く逃げ回っていたが、ついにダフネはアポロンに捕まりそうになる。それを見ていたギリシャ神話の最高神でアポロンの父のゼウスがダフネを「月桂樹」に変身させて、アポロンから救ったとされている。
 月桂樹は、南ヨーロッパ、地中海沿岸地方の原産で、現在は世界中に広く栽培されている。日本には、明治になってから渡来した。名前の由来は、中国の古典「英華字典」に「ノーブル・ローレル」を月桂樹と訳したという記述がある。 和名は、そのままをゲッケイジュと音読みしたもの。
 古代ギリシャでは、太陽神アポロンの木とされていた。イギリスでは16世紀頃から優れた詩人に対して、月桂樹にちなんだ特別な称号が与えられた。
 月に見える「餅つきをしているウサギ」は、中国では「大きな桂=けい(銀木犀)の樹を切る男の姿」に見えるとされた。この木が日本に渡来した際に、「月」の「桂」の字から変化し「月桂樹」の名がつけられた。

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