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五線譜

オオムラサキツツジ(大紫躑躅)

photo 2010/4/18  8:25photo 2010/4/18  8:30
学 名Rhododendron pulchrum(大紫躑躅)
科属名ツツジ(躑躅)科 ツツジ(躑躅)属
別 名オオムラサキリュウキュウ、オオサカズキ
原産地原産地不詳の園芸品種で、ケラマツツジとリュウキュウツツジとの交配説など
花 期4月〜5月
高 さ1m〜2m
花 色赤紫色
花言葉努力、訓練
誕生花5月4日

コメント
 前庭に「オオムラサキツツジ(大紫躑躅)」2本が植えてある。平成元年に庭を整備した時に植えたもので、すでに20年を経過している。2本とも丸刈りに毎年剪定しているが、小さく詰めすぎるせいか毎年満開とはならない。全く咲かない年もあるので、ツツジグンバイに新芽を食害されているのかも知れない。

雑 記
 「オオムラサキツツジ(大紫躑躅)」は、「ツツジ(躑躅)」の中で花が一番大きく、一般に「ツツジ」と言えばこの品種を指す。赤紫色の大輪の花を咲かせるので「大紫躑躅」と呼ばれるようになり、普通に「大紫」と呼んでいる。厳密には「平戸躑躅(ヒラドツツジ)」の一品種である。
 「ヒラドツツジ(平戸躑躅)」は、長崎県平戸市で品種改良されたもので、江戸時代より数多くの華やかな品種が作り出されている。オオムラサキはヒラドツツジの品種群の1つである。ケラマツツジ(慶良間躑躅)とリュウキュウツツジ(琉球躑躅)の交配からできたという説と、ケラマツツジとキリシマツツジ(霧島躑躅)の雑種という説とがある。
 オオムラサキは、ヒラドツツジの中でも耐寒性があり。都市公園や街路樹などにも積極的に取り入れられている。現在300種を超える園芸品種がある。オオムラサキは赤紫色とのイメージが一般的であるが、種類も花色も豊富にある。
 「ツツジ(躑躅)」は万葉集にも詠まれているように古くから在り、花が連なって咲くことから「つづき」、また花が筒状であることから「つつ」などと呼ばれて、これらが変化して「つつじ」になった。学名にある「pulchrum」は美しいの意味である。
 「ツツジ(躑躅)」が詠われているもの…
「百両の 石にもまけぬ つつじ哉(かな)」  小林一茶
「近道へ 出てうれし野の 躑躅かな」  与謝蕪村
「つつじいけて 其陰(そのかげ)に 干鱈(ひだら) さく女」  松尾芭蕉
「水伝ふ 磯の浦回(うらみ)の 岩つつじ もく咲く道を また見なむかも」  万葉集

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