コデマリ(小手毬)
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学 名 | Spiraea cantoniensis |
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科属名 | バラ(薔薇)科 シモツケ属 |
別 名 | スズカケ(鈴懸)、テマリバナ |
原産地 | 中国 |
花 期 | 4月下旬〜5月 |
高 さ | 1m〜2m |
花 色 | 白色 |
花言葉 | 優雅、友情、努力する |
誕生花 | 3月20日、4月2日、4月19日、4月22日、6月21日 |
コメント
コデマリが庭の一角に1株植えてある。春になると他の花とのハーモニーが際立つ。スイセンの黄色、ヒヤヒンスの紫色、ボタンの赤色、花桃のピンク、そしてコデマリの白色である。この季節、春の訪れと共に陽気が漂い、私の心まで華やかとなる。
雑 記
「コデマリ(小手毬)」は、その名のとおり伸びた枝に小さな鞠状の花序を沢山つける。花色は白で花自体は1pに満たない位だが、沢山集まって花序を構成する。枝は根元から多数伸ばして株立ちになり、弓状に伸びた枝先に花をつける。枝振りがやや乱れるが樹高は1m〜2m位でり庭木としては扱いやすい。
中国原産の帰化植物で、日本に渡来した正確な時期は不明だが少なくとも江戸時代以前には渡来していたとされる。古くは「スズカケ(鈴懸)」と呼ばれていたが、江戸時代以降に「コデマリ(小手毬)」の名前が付けられる。
1本の枝には20個ほどの手鞠状の花のかたまりが付き、枝は弧を描いてゆるやかに枝垂れ優しい雰囲気なので洋風、和風、自然風いずれの庭にも適合する。
八重咲きの「ヤエノコデマリ」や、姿形が非常に似ていて初夏に花を咲かせる「イワシモツケ」「トサシモツケ」などの近縁種がある。なお、花の形が似ていて花径が大きい「オオデマリ」「ヤブデマリ」という種類があるが、これらは「スイカズラ科」で本種と類縁ではない。