イワニガナ(岩苦菜)
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学 名 | Ixeris stolonifera |
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科属名 | キク(菊)科 ニガナ(苦菜)属 |
別 名 | ジシバリ(地縛り)、ハイジシバリ |
原産地 | 日本、朝鮮、中国 |
花 期 | 4月〜7月 |
高 さ | 5p〜15p |
花 色 | 黄色 |
花言葉 | 人知れぬ努力、束縛する |
誕生花 | − |
コメント
この花は植えた覚えのないものだ。おそらく我が家の庭によく来る鳥たちが糞と共に蒔いた種が発芽したものと思われる。何の花か不明だったがインターネットの「植物図鑑・撮れたてドットコム」というサイトで調べたところイワニガナ(岩苦菜)であることが解った。花弁は2〜3pと小さく薄い黄色なので眼を凝らさないと目立たないが、よく見ると葉弁の形が綺麗で可愛い花である。
雑 記
名前のイワニガナ(岩苦菜)は、岩の上などでも少しの土があれば生育できるところから付いた。なお、伸びた茎のところどころから根を出して増える様が地面を縛るように見えることから別名のジシバリ(地縛り)という名が付いた。また、近縁種のオオジシバリ(大地縛り)は、イワニガナの花の直径が1.5〜2pに比べ、3〜4pと大きく葉の形が平良状であり、生育場所もやや湿った場所を好むなどの違いがある。
花茎は上部で枝分かれし1輪から3輪の黄色い花をつける。タンポポ(蒲公英)に似ているが、花弁に見える舌状花の数はそれより大分少ない。花の後にできる実は、熟しても裂開せず種子は1つで全体が種子のように見える「そう果」で綿毛ができる。
花茎は高くても10p程度と低いが、草茎はよく地表を這い頻繁に分岐して葡萄枝となり、周囲に根を張って自然と大株になる。従って、一般家庭の花壇には向かない品種である。
低地から山地の日当たりの良い道端や草地などに自生している。根際から生える葉には長い柄があり、円形ないし広い楕円形である。葉の縁にギザギザの鋸歯はない。多年草で茎を切っても根が残っていれば、再び芽を出す丈夫な花である。
北海道から九州・沖縄にかけて広く分布し、海外では朝鮮半島や中国にも分布している。