ハナミズキ(花水木)
photo 2011/5/1 8:48 | photo 2011/5/1 8:50 |
学 名 | Benthamidia florida |
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科属名 | ミズキ科 ミズキ属 ヤマボウシ亜属 |
別 名 | アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師) |
原産地 | 北アメリカ、メキシコ |
花 期 | 4月〜5月 |
高 さ | 5m〜12m |
花 色 | 白、淡紅色 |
花言葉 | 私の思いを受けてください、華やかな恋、公平にする、返礼 |
誕生花 | 3月23日、4月23日、5月4日 |
コメント
我家のハナミズキは白花のである。今でもよく覚えているが平成5(1993)年に市内の「佐野市城山公園」から花色が比較的濃紅色で綺麗に咲く木になった実を採り、よく洗浄して種子を取り出し庭の片隅に蒔いた。翌年、それが芽生え、更に次の年、現在の場所に定植した。それが何と、紅色花から採取した種だったのに見事な白色の花に化けていたのである。しかし、それでもこの花の美しさには変わりがない。今では毎年の開花を楽しみにしている。
雑 記
ハナミズキの日本への渡来は意外と遅い。明治45(1912)年、日本政府から託された時の尾崎行雄東京市長が米国ワシントンにサクラ3,000本を寄贈する。その返礼として大正4(1915)年にハナミズキの苗40本が送られてきた。この時の苗木は今でも日比谷公園で生育している。これが公園樹や街路樹または庭木として全国に普及したものである。花言葉の「返礼」は、この時の事象を反映したもの。 リンク「ワシントン桜物語」
ハナミズキは英語で「Dogwood」という。語源には諸説あるが、一説には17世紀ごろ樹皮の煮汁を犬のノミ取や皮膚病治療に使ったためといわれている。しかし、犬の皮膚病治療に使ったとされるものは、同じミズキ科の植物でも「セイヨウサンシュウ」とされておりハナミズキとは違うものである。
花弁に見えるのは、葉が変化した「ソウホウヘン(総苞片)」である。本当の花弁は中心のツブツブした部分で他の花の雄しべと間違えられます。
ミズキ科の落葉小高木。樹皮は灰黒色で、葉は楕円形である。4月〜5月に白色又は淡いピンクの花を付ける。近年では、品種改良により濃いピンクの物も出まわっている。秋につける実は複合果で赤色である。栽培の際にはウドンコ病になりやすく注意が必要である。また、害虫のアメリカシロヒトリの食害にも遭いやすく、殺虫剤散布が必要となる。
ハナミズキが歌い(詠い)込まれているものは…
2004年2月11日に一青窈が歌いシングルとして発売された「ハナミズキ」。後に徳永英明もこの曲を2005年9月14日にアルバム『VOCALIST』の中でカバーしヒットしている。
2004年2月11日に一青窈が歌いシングルとして発売された「ハナミズキ」。後に徳永英明もこの曲を2005年9月14日にアルバム『VOCALIST』の中でカバーしヒットしている。