カンパニュラ(釣鐘草)
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学 名 | Campanula medium |
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科属名 | キキョウ(桔梗)科 ホタルブクロ属 |
別 名 | ツリガネソウ(釣鐘草)、フウリンソウ(風鈴草)、ホタルブクロ(蛍袋) |
原産地 | 南ヨーロッパ |
花 期 | 4月〜6月 |
高 さ | 30cm〜80cm |
花 色 | 青、薄青、紫、白、ピンクなど |
花言葉 | 親交、友情 |
誕生花 | 6月11日、6月25日 |
コメント
花壇の一角にカンパニュラが植えてある。青色と薄青、ピンク色の花だ。ものの本によると北半球の世界中に300種類あるというから驚くばかりだ。しかも、日本へは数種しか入ってないという。そういえばカンパニュラといえば写真の形しか見たことが無い。この種類しか見たことが無いのは私だけだろうか。
雑 記
ホタルブクロ(蛍袋)は、野原や道端に多く出現し、人里にも繁殖する野生植物であるが、美しいので山野草として栽培されることが多い。園芸植物として親しまれているカンパニュラは同属植物で、花色は青、薄青、赤紫、白、ピンクなどがあり、主に地中海沿岸地方原産の植物を改良したものである。
カンパニュラは、北半球の温帯から冷帯の広い範囲に分布し、全部で300種ほどある。草丈は30cmから2m前後。ロゼット型の根生葉があり、茎につく葉は互生する。葉には品種により様々な形がある。花は晩春から夏にかけて咲くものが多く、総状花序または穂状花序をつくり、釣り鐘状の3〜8cm位の花を数輪から数十輪咲かせる。
花色は、青や紫または白が多いがピンク色のものもある。横向きに咲くものが多いが、受け咲きや下向き咲きのものもある。欧米の園芸辞典には、50種以上が載っているが、日本で栽培されているのは数種にすぎない。
カンパニュラの主な品種…
● フウリンソウ(風鈴草)Campanula medium : 最もポピュラーな品種である。草丈2m位になる2年草だが、品種改良により秋蒔きで翌春開花する1年草の品種もある。花色には青紫・藤色・ピンク・白などがあり、上手に育てると花径10cm近い花が数十輪咲き誇る。正式な和名は「フウリンソウ(風鈴草)」だが、園芸上は「ツリガネソウ(釣鐘草)」と呼ぶことが多い。学名の「カンパニュラ(Campanula)」は、ラテン語で「小さな鐘」の意味である。
● モモバキキョウ(桃葉桔梗)Campanula persicifolia : 草丈30〜50cmの多年草。葉の先が3分裂して桃の葉に似ているのでこの和名がある。花色は明るいものが多く、八重咲きの品種もある。
● カンパヌラ・グロメラータ(Campanula glomerata) : 北欧から中央アジア・シベリアに広く分布する多年草。草丈50cmくらい。花期は5月から9月と長い。園芸上は「りんどう咲きカンパニュラ」と呼ぶことがある。