<Home... <Index... <1つ前に戻る...

五線譜

シラー

photo 2012/5/17  8:18photo 2012/5/17  8:20
学 名Scilla peruviana(シラー・ペルビアナ)
科属名ユリ(百合)科 シラー属
別 名ワイルドヒヤシンス、オオツルボ、ツリガネズイセン
原産地ヨーロッパ、アフリカ、アジア
花 期4月中旬〜 5月下旬
高 さ10cm〜50cm(種類による)
花 色青、白
花言葉変わらない愛、しんぼう強さ、さびしさ、隠れた価値、冷静
誕生花5月30日

コメント
 いつ植えたのか忘れていたが、庭木と花壇のわずかな隙間に「シラー」が咲いていた。花が咲くまで気が付かなかったが、咲き始めると濃い群青色の小さな花が形よくネギ坊主を更に広げたように咲く様子が印象的である

雑 記
 ヨーロッパ、アフリカ、アジア、の温帯に約100種が分布する秋植え春咲きの球根植物で、一口に「シラー」と言ってもその草姿はさまざまである。日本にも「シラー・キネンシス(和名:ツルボ)」が自生しているが、他の種は明治時代の中期に観賞用として渡来している。いずれの種類も乾燥した地面に適している。
 学名の「Scilla」は、ギリシャ語の「skyllo(有害)」が語源で、地下茎部分が有毒であることから付けられた。「Scilla」 は、シラーと読むことが多いが、他にスキラー、スキラ、スキルラと読むこともある。品種により花弁、咲き方、草丈、開花期が異なるが、殆どの種は耐寒性があり育てやすい植物である。
 シラーの別名は、星形の小花を付ける『オオツルボ「ペルビアナ(大蔓穂)」』、釣り鐘状に咲く『ツリガネズイセン「カンパニュラタ(釣り鐘水仙)」』、また茎と葉がヒヤシンスに似ているため「ワイルド ヒヤシンス」などと呼ばれる。
 シラーの主なものについて次に記載…
シラー・ペルビアナ
ペルビアナの原産地はポルトガルやアフリカ北部、アルジェリアなど地中海沿岸であるが、何故か南米のペルー原産という意味の名前「ペルビアナ」が付いている。他のシラーより球根が大きく花茎を長く伸ばして先端にたくさんの花を咲かせる。花の形は星形で花色は青や白。開花期は主に5月〜6月。
シラー・カンパヌラタ
シラーの中ではポピュラーな品種のひとつ。カンパヌラタはキキョウに似たといういう意味で20cmほど花茎を伸ばして釣り鐘状の花を20〜30個ほど咲かせる。別属に分類され「ヒアシンソイデス・ヒスパニカ」と呼ばれることもある。花色は青、白など。開花期は5月〜6月。
シラー・シビリカ
シビリカはシベリア原産のと言う意味で、草丈は10〜20cm程度で他のシラーと比べると小振りで、花径は2cm、花色は青、空色、白など。日当たりと水はけのよい場所に植えれば数年は放任できる。耐寒性は強く、病害虫も特になしという優れもの。開花期はシラーの中では早く3月〜4月。

五線譜

<Home... <Index... <1つ前に戻る...