クチナシ(梔子、梔)
photo 2006/6/17 8:21 | photo 2006/6/17 8:3 |
学 名 | Gardenia jasminoides |
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科属名 | アカネ(茜)科 クチナシ属 |
別 名 | ガーデニア、ヤエクチナシ(八重梔子)、センプク、サンシシ(山梔子) |
原産地 | 東アジア |
花 期 | 6月中旬〜7月下旬 |
高 さ | 100cm〜150cm |
花 色 | 白色 |
花言葉 | 洗練、優雅、喜びを運ぶ |
誕生花 | 5月6日、7月2日 |
コメント
クチナシの花が咲くと庭へ出ただけで芳しい匂いが鼻をくすぐる。しかし、この花は、姿と匂いは最高だが、唯一大きな毛虫が付きやすいのが欠点である。3年位前に植樹したが、手入れが面倒になってきたので今年いっぱいで抜いてしまおうと思っている。
雑 記
クチナシ(梔子、梔)は、初夏に香りの良い純白の花を咲かせるアカネ科クチナシ属の常緑低木である。 クチナシという名前は実が熟しても割れないことに因んでいる。また、実にある突起部分を「嘴(くちばし)」に見立てた「クチハシ」から「クチナシ」への変化という説もある。
花は茎先に1個づつ付き、一重のものは細い筒状花の先が5〜6裂する。 純白に咲いた花も、時間の経過とともに黄色く変色する。 葉には光沢があり、楕円形をしている。
秋に熟す果実はオレンジ色でサフランと同成分である「クロシン(Crocin)」が含まれ黄色の着色料となる。乾燥させた果実を、栗きんとんを黄色に着色する色素に用いたり、無毒で薬効もあり、打撲、腰痛、血圧安定、解熱、消炎、止血、利尿、むくみなどの漢方薬として用いる。
繁殖は挿し木で行い、花は一重咲きが基本種であるが八重咲き、大輪咲きもある。 最近では、矮性品種として、クチナシより樹高や、花と葉が小振りな「ヒメクチナシ(姫梔子」「コクチナシ」「小梔子」「ガーデニア(Gardenia)」が鉢物で多く出回っている。
クチナシが詠み込まれたもので代表的なもの……
「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」 正岡子規(まさおかしき)
「口なしの 淋しう咲けり 水のうへ」 松岡青蘿(まつおかせいら)
「山梔子(くちなし)や 築地の崩れ 咲きかくし」 堀麦水(ほりばくすい)
「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」 正岡子規(まさおかしき)
「口なしの 淋しう咲けり 水のうへ」 松岡青蘿(まつおかせいら)
「山梔子(くちなし)や 築地の崩れ 咲きかくし」 堀麦水(ほりばくすい)