キキョウ(桔梗)
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学 名 | Platycodon grandiflorum |
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科属名 | キキョウ(桔梗)科 キキョウ(桔梗)属 |
別 名 | キチコウ(桔梗)、バルーンフラワー、オカトトキ、チャイニーズベルフラワー |
原産地 | 日本、シベリア |
花 期 | 6月初旬〜8月初旬 |
高 さ | 50cm〜100cm |
花 色 | 青紫、白、桃 |
花言葉 | 清楚、気品、正義、誠実、従順、やさしい愛情、変わらぬ愛、変わらぬ心 |
誕生花 | 8月12日、9月2日 |
コメント
「キキョウ(桔梗)」は毎年植えずに3年に1度の割合でポット苗を購入し、花壇の空いているところに植え込む。桔梗には少なからず思い出がある。子供のとき蕾のふくらみを指で潰すとポッと音がして破裂するのが面白くて全部潰してしまい、今は亡き母親に酷く叱られたのを昨日のように覚えている。今となっては懐かしい思い出だ!
雑 記
キキョウ(桔梗)は、和風の雰囲気を持つ青紫色の花を咲かせる多年草である。自生種は一重咲きが多いが、園芸品種には紫色の八重咲き種「シシンデン(紫宸殿)」や、矮性種品種の「サミダレ(五月雨)」などがある。
民間療法では、主として根に薬効があるとされ、咳・痰を鎮静、鎮痛、解熱などの漢方生薬として利用される。日本では花を愛でるのが主な目的だが、韓国、中国、北朝鮮などは薬用・食用としての利用が多く価値が高いようだ。
「キキョウ(桔梗)」は秋の七草の1つであり、ちなみに秋の七草は「萩、すすき、桔梗、撫子、くず、藤袴、女郎花」である。万葉時代には桔梗を「朝顔」と呼んでいた。山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んだ短歌があるが、全部を詠み込んでおり花名を覚えるのに便利である。「萩の花 尾花 葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花(今の桔梗)」
均整の取れた5角形が好まれ、家紋のモチーフ(桔梗紋)になっている。また、「キキョウ(桔梗)」は木へんを消すと「(更)に(吉)」となり縁起が良いため、家紋として用いられた。明智光秀、大田道潅、加藤清正などが「桔梗紋」を用いており、多くは土岐一族であると云われる。一説には桔梗と吉凶の発音が似ているため、昔は桔梗の花を神仏に捧げて吉凶を占ったらしい。