ドクダミ(毒痛み)
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学 名 | Houttuynia cordata |
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科属名 | ドクダミ(毒痛み)科 ドクダミ(毒痛み)属 |
別 名 | ジュウヤク(十薬)、シブト草 |
原産地 | 日本、中国、ヒマラヤ、ジャワなど東アジア |
花 期 | 5月下旬〜7月初旬 |
高 さ | 30cm〜50cm |
花 色 | 白色 |
花言葉 | 白い追憶、野生 |
誕生花 | 5月15日 |
コメント
ドクダミは花壇に植えて楽しむものではない。しかし、生命力が強く、何処からとも無く庭の一角に侵入し根付いて繁殖してしまう。数年に一度は根こそぎ取り除くのだが1年も経たないうちに再び根を張ってしまう。先入観のせいか雑草としか見ないのだが改めて良く見ると白い花が健気に付き、独特の臭いさえ発しなければ花壇で楽しむ花とそうは違いがない。 (ー。ー)フゥ
雑 記
「ドクダミ」は、毒草を連想させる名前だが、「ドクダミ」は俗称で、正式な名称は「シブキ」とう。「ドクダミ」は毒を抑えるという意味の「毒矯み」からきているが、漢方生薬名は「十薬」と云い、馬に食べさせると十種の薬効があることがその由来である。
「ドクダミ」は東アジア地域に広く分布し、日本では本州、四国、九州の低地に自生する多年生である。葉はサツマイモの葉に似ており、梅雨頃に白い花弁状の総苞を持つ穂状の花をつける。繁殖力が強い地下茎は伸びて分岐し、なかなか除草できないしぶとい草である事から「シブト草」とも呼ばれる。
地味で異臭を放つ「ドクダミ」には似合わないほどの小さく綺麗な花を咲かせる。一見、白い花弁に見える部分は実は「蔀(ほう)」であり正確には花ではない。 その中にある細長い花穂についている小さな黄色いツブツブがドクダミの花弁である。
ドクダミは化膿性皮膚炎、水虫等真菌症など皮膚病の外用薬として使われてきた民間薬で近年、その薬効成分が明らかになってきている。厚生省の発行する「日本薬局方」に「十薬」として載録がある。これは民間薬とされてきたものの内その薬効が証明されたものを薬事法に基づいて薬剤の標準的な処方、品質を告示したものである。