カラー(海芋)
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学 名 | Zantedeschia aethiopica |
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科属名 | サトイモ(里芋)科 オランダカイウ属 |
別 名 | カイウ(海芋)、オランダカイウ(和蘭海芋)、リリー・オブ・ナイル |
原産地 | 南アフリカ |
花 期 | 5月〜7月 |
高 さ | 20cm〜30cm(矮性種)、1m以上(高性種) |
花 色 | 白、赤、ピンク、オレンジ、黄色など |
花言葉 | 夢のように美しい、乙女のしとやかさ、すばらしい美 |
誕生花 | 6月1日、7月28日、11月21日 |
コメント
居間の直ぐ前にある花壇にカラーが咲く場所がある。以前に妻が友人の家からカラーの苗を1個譲り受けて定植したものである。今では一帯に広がりピンクの美しい花を見せてくれる。我が家のカラーはピンク色だが、白色のものは名前の如くワイシャツのカラーを連想させてくれる。
雑 記
「カラー(海芋)」は、南アフリカ原産で日本には江戸時代末期にオランダから渡来した。名前の由来は、花がワイシャツの襟(Collar)の部分に似ているので「カラー」と呼ぶようになった。花は襟(Collar)状のところではな内側真ん中の黄色い棒の部分。襟(Collar)状の部分は、花弁ではなく「フツエンホウ(仏炎苞)」と云い「ガク(萼)」が変化したもの。
カラーは本来サトイモ科の植物だが、以前よりカラー属に分類されていたことから現在でもオランダカイウ属の植物を総称して「カラー」と呼んでいる。和名は「オランダカイウ(和蘭海芋)」であるが、オランダが原産ではなく南アフリカの湿潤地が原産地である。「海芋」とは「海を渡って来たサトイモ」の意味で、和名の「海芋」は、本来はミズバショウを指すものであった。しかし、日本へ渡来した際にカラーに分類されたと云われている。
カラーには、「湿地性」のものと「畑地性(ハタチセイ)」のものがあり、「畑地性」のものは、鉢物で流通しているものが多く花色も豊富にある。「湿地性」のものは、川や池の縁などに生息していて大株になる。切花に用いられることが多い。
「カラー(海芋)」の主なものは…
●オランダカイウ(Z. aethiopica) 「エチオピカ」とも呼ばれ、花茎の長さが1m、仏焔苞の長さが20cmほどになる大型種。仏焔苞の色は白が多いが、縁が緑色になる品種もある。湿地性。
●キバナカイウ(Z. elliottiana) 「エリオッティアナ」または「ゴールデンカラー」とも呼ばれる。オランダカイウよりもやや小さい黄花(苞)種。葉に白い斑点が入る。畑地性。
●モモイロカイウ(Z. rehmannii) 「レーマニー」とも呼ばれる。花茎30cmほどの桃色の苞を咲かせる。赤やオレンジ、白に近い色のものなど、桃色との名前は付いているがさまざまな系統がある。畑地性。
●白星海芋 葉に白い斑点が入り白い仏炎苞を持つ。