ニチニチソウ(日々草)
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学 名 | Catharanthus roseus |
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科属名 | キョウチクトウ(夾竹桃)科 ニチニチソウ(日々草)属 |
別 名 | − |
原産地 | マダガスカル、ジャワ・ブラジル、西インド、インド洋の島々 |
花 期 | 4月〜11月 |
高 さ | 20cm〜60cm |
花 色 | 白、ピンク、赤、オレンジ、赤紫などがあり中心だけ色が違うものもある |
花言葉 | 生涯の友情、優しい追憶、楽しい思い出 |
誕生花 | 7月8日、9月17日 |
コメント
6月から10月までの長い期間咲いている。草丈は低く約30cmの一年草で丸い5弁の花を続々と咲かせる。葉は楕円形で中央の長手方向に白い葉脈がくっきりと見える。別名を「ビンカ」という 。育て方は、咲き終わった花がらを早めに摘み取る。花の後に種ができるので摘み取った方が良く咲くようだ。伸びすぎた枝は時々切り戻して下の方の新芽を育てるようにすると枝数が増えて沢山の花を付ける。病気は、アブラムシ、ハダニ、ウドンコ病に注意。
雑 記
マダガスカル原産で熱帯各地に野生化する。原種は小低木で地面をはって伸び蔓(つる)状化する傾向がある。一般には一年草として温帯でも栽培が可能であり、観賞用に改良された品種は直立するものが多い。
可愛らしい花姿の割りに性質は強健で、残暑が厳しくて他の花が萎えているときでも元気に花を咲かせる。人気品種にはトロピカーナ、プリティインシリーズなどがあり、夏花壇に鉢植えに、また水揚げが良いので切り花にも用いられる。
属名に「ビンカ」とも呼ばれるが、これは旧属名で、現在は園芸の分野ではニチニチソウとビンカ(ツルニチニチソウ)は別属ともいわれている。英名は「Madagascar periwinkle(マダガスカル ペリウィンクル)」である。
ニチニチソウには「ビンカアルカロイド」と総称される10種類以上のアルカロイドが含まれいる。その内の「ビンクリスチン」と「ビンブラスチン」には細胞分裂阻害作用があり医療分野で抗がん剤として用いられるが、脱毛などの副作用毒性があるので素人の利用は危険である。
初夏から晩秋まで次々に咲くので「ニチニチソウ(日々草)」と名付けられた。また、それぞれの花は1日花ではなく3〜5日はもつようである。