ネムノキ(合歓の木)
photo 2000/7/25 10:12 | photo 2000/7/25 10:14 |
学 名 | Albizia julibrissin |
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科属名 | マメ(豆)科 ネムノキ(合歓の木)属 |
別 名 | ねんねの木、眠りの木、日暮らしの木 |
原産地 | 日本、南アジア |
花 期 | 6月〜8月 |
高 さ | 6m〜10m |
花 色 | 淡い紅色、白(雄しべの茎色) |
花言葉 | 歓喜、創造力、胸のときめき |
誕生花 | 7月9日、7月15日、7月21日、8月10日 |
コメント
庭のほぼ中央に合歓の木が1本ある。夜明けと共に葉が開き、夕方、空が薄暗くなると閉じるのだ。それでネムノキと呼ぶらしいが面白い現象である。花弁が夜になると閉じるものは数種類あるが、葉が閉じるのは珍しい。また、真夏の暑い日にピンクと白の毛花が意外と涼しさを感じさせるものだ。
雑 記
オジギソウの葉は触ると途端に閉じるが、ネムノキの葉は触っただけでは閉じない。夜になるとゆっくり自然と閉じる。その様子がまるで眠るようなので「眠りの木」となり、その後次第に変化して「ねむの木」となったらしい。花は化粧用の刷毛に似ているが花弁ではなく雄しべである。
ネムノキの葉が開閉するメカニズムは葉の付け根にある細胞の液圧を、昼と夜とで変化させることによって起こるようである。
地方によっては七夕の日に「ネム流し」といって、合歓の木の枝と大豆の葉を川に流して邪気を払う風習があるようだ。
この木は、地方によって呼び方が様々で、「日暮の木」「ねんねの木」「眠りの木」などであるが、眠りを意味するものがほとんどである。
合歓の木が詠み込まれたもので代表的なもの……
「合歓咲く 七つ下りの 茶菓子売り」 小林一茶(こばやしいっさ)
「象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花」 奥の細道 松尾芭蕉
「昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る 合歓木(ねぶ)の花
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ」
万葉集 紀女郎(きのいらつめ)
「合歓咲く 七つ下りの 茶菓子売り」 小林一茶(こばやしいっさ)
「象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花」 奥の細道 松尾芭蕉
「昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る 合歓木(ねぶ)の花
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ」
万葉集 紀女郎(きのいらつめ)