マンリョウ(万両)
photo 2000/7/25 10:23 | photo 2000/7/25 10:26 |
学 名 | Ardisia crenata |
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科属名 | ヤブコウジ(薮柑子)科 ヤブコウジ(薮柑子)属 |
別 名 | タチバナ、コウジ |
原産地 | 日本(関東より南)、朝鮮半島、中国、台湾、インド |
花 期 | 6月〜7月 |
高 さ | 30cm〜1m |
花 色 | 白色のみ |
花言葉 | 寿ぎ、陰徳、徳のある人 |
誕生花 | 1月2日、1月23日、11月6日 |
コメント
2000年に家を建替えたときに庭も整備し、他の木と共に2〜3本のマンリョウを植えた。それが今では庭のあちこちに芽を出し立派な木に育っている。全て赤い実だったのにアルビノ種ができて1本だけ白い実のマンリョウがある。低木なのであまり目立たないが11月頃実がつき翌年の秋まで、殆ど1年中実をつけているので、時に眼をやると存在感を醸し出す。
雑 記
マンリョウの主な用途は、庭木や鉢植え、正月の縁起物に使われる。 センリョウ(千両)と似ているが、千両は実が葉より上に付くのに対し、万両は葉が茎頂上部に沢山付ける。 また、実の付き方で千両は実が葉より上に付くのに対し、万両は房状をした多数の実が下向きに付く。 千両は、葉が茎に対して左右対称に付く(対生)のに対し、万両は互い違いに付く(互生)するので見分けることができる。
マンリョウは常緑低木で、関東地方より西、台湾、朝鮮、中国、インドなどの東アジアに分布している。また古典園芸植物として古くから愛され、盆栽や庭木に利用されている。
元は林の中の下木として自然に生えており、成長が遅く伸びても1m前後、樹形も自然に整うため剪定の必要性はない。世話のない植物である。
古い貨幣の名がつく花木…
マンリョウ(万両)、 センリョウ(千両)、 ヒャクリョウ(百両)、ジュウリョウ(十両)、ヤブコウジ(薮柑子)、なお、ジュウリョウ(十両)とヤブコウジ(薮柑子)は同じものである。
マンリョウ(万両)、 センリョウ(千両)、 ヒャクリョウ(百両)、ジュウリョウ(十両)、ヤブコウジ(薮柑子)、なお、ジュウリョウ(十両)とヤブコウジ(薮柑子)は同じものである。
マンリョウ(万両)が詠み込まれたもの…
「吾が屋前(には)の 花橘の いつしかも 珠(たま)に貫(ぬ)くべく その実成りなむ」
万葉集 大伴家持(おおとものやかもち)
「吾が屋前(には)の 花橘の いつしかも 珠(たま)に貫(ぬ)くべく その実成りなむ」
万葉集 大伴家持(おおとものやかもち)