グラジオラス
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学 名 | Gladiolus |
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科属名 | アヤメ(文目)科 グラジオラス属 |
別 名 | トウショウブ(唐菖蒲)、オランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)、剣の菖蒲 |
原産地 | 熱帯アフリカ、地中海沿岸、西アジア |
花 期 | 5月〜10月 |
高 さ | 40cm〜130cm |
花 色 | 赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、複色など豊富 |
花言葉 | 用心深い、たゆまぬ努力、楽しい思い出 |
誕生花 | 6月16日、9月15日、11月10日 |
コメント
グラジオラスは毎年植えることはなく3年に1度の割合である。グラジオラスは連作を嫌う花と聞いているので花壇に植えつける場所を確保できないというのが1番の理由だ。そのせいか植えつけた年には見事に花を咲かせてくれる。
雑 記
グラジオラスはアヤメ科の球根植物で、園芸品種は「春咲き」と「夏咲き」の系統に大きく分けられる。夏咲きの方が大振りでボリューム感があり見栄えがある。草丈は1メートルを超え一度に沢山の花をつけた姿はごーじゃすである。
春咲きのグラジオラスは、秋に球根を植えて春に花を楽しむ。夏咲きと区別するために「早咲きグラジオラス」と呼ばれることもある。もともと線の細い冬型原種が元となっているので、草姿が小型で、花も比較的控えめなものが多い。
夏咲きグラジオラスは、春に球根を植えて夏に花を楽しむ。1,000を超す園芸品種があり、花色、草丈、花形などは多岐にわたり、花の大きさは小輪で径6cm、大輪種では径15cm近くになりる。大型で堂々とした雰囲気のものが多く、一度に沢山の花を咲かせた姿はゴージャスである。草丈が50cm前後に収まる矮性種もある。
花色は、赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・複色などで、無い色は無いと言われるほど豊富である。咲き方も「八重咲き」「フリンジ咲き」など、バラエティに富んでいる。
アヤメ科というと湿地を好みそうだが、全く逆。「水はけの良い乾燥気味の日のあたる場所」を好む。また、同じ場所での連作を嫌い、他のアヤメ科植物(例えば、フリージアやクロッカス)を植えた場所を避けると良く育つ。
原種(野生種)のグラジオラスは「春型(春−初夏生長型)」「夏型(夏生長型)」「冬型(冬生長型)」の3系統に分けられる。多くの園芸品種の元となったのは夏型と冬型で、春型は使われてない。夏の猛暑、冬の厳寒に耐えるだけの強いものを作り出すということか。