ムラサキシキブ(紫式部)
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学 名 | Callicarpa japonica |
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科属名 | クマツヅラ(熊葛)科 ムラサキシキブ(紫式部)属 |
別 名 | ミムラサキ(実紫)、ムラサキシキミ(紫敷き実)、ムラサキオモミ(紫重実) |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島、台湾 |
花 期 | 6月〜7月 |
高 さ | 70cm〜150cm |
花 色 | 淡い紫色 |
花言葉 | 愛され上手、上品、聡明 |
誕生花 | 10月18日、11月5日 |
コメント
ムラサキシキブ(紫式部)は、元々野山の自然の中に育つ山野草である。一般家庭ではあまり見かけないが、1株ポット苗を購入して庭の一角に定植した。土地に合ったせいか毎年美しい紫色の実を見せてくれる。しかし、害虫が付きやすく、駆除がかなり頻繁に必要である。
雑 記
日本の山野に広く分布する高さ70cm〜150cmの落葉低木。栽培されているのは「ムラサキシキブ(紫式部)」と「コムラサキ(小紫)」で、庭木や公園などに植えられているのは後者の栽培品種である。全体に小振りだが実の色は濃く、葉の上側にびっしりと多くの実をつける。
花期は6月〜7月で、小さな淡紫の花を葉腋に多数咲かせ、秋に5〜6mmの実をつける。秋につく濃い紫の実は葉が枝に残っているうちに色づき、落葉後もそのまま枝に残るので、実のなる植物としてはとても目立つ存在である。
属名の「カリカルパ(callicarpa)」は、ギリシャ語の「callicarpa(美しい果実)」という意味で、果実の美しさによるとされる。和名はこの気品ある実を、平安時代の源氏物語の作者である「紫式部」になぞらえて「ムラサキシキブ(紫式部)」と名付けられた。
もともとは「ムラサキシキミ(紫重実、紫敷き実)」と呼ばれていたのが「ムラサキシキブ(紫式部)」になったとの説もある。別名も紫の実を多く付けることから「ミムラサキ(実紫)」と云う。
この植物の仲間は日本に十数種自生しており、一般に「ムラサキシキブ」というと「コムラサキ(小紫)」のことを指すことが多いようである。白い実をつける「シロシキブ(白式部)」という種もある。