ユウスゲ(夕菅)
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学 名 | Hemerocallis citrina var. vespertina |
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科属名 | ユリ(百合)科 ワスレグサ属 |
別 名 | キスゲ(黄菅)、ゼンテイカ(禅庭花) |
原産地 | 温帯アジア |
花 期 | 6月〜8月 |
高 さ | 50cm〜150cm |
花 色 | 黄色、レモンイエロー |
花言葉 | 麗しき姿 |
誕生花 | 8月9日、8月14日 |
コメント
ユウスゲ(夕菅)が花壇の一角に植えてある。この花は妻と「ユウスゲ」または「キスゲ」で言い争った花である。調べたところどちらも正しく本名と別名みたいな関係で、芸能人ならば本名と源氏名の関係に等しい。解ってみれば妻と言い争ったことがバカバカしく思えてくる。
雑 記
花が夕方に開花し翌日の昼頃には萎れ、葉が「スゲ(萓)」に似ていることから「ユウスゲ(夕菅)」の名が付いた。 別名を「キスゲ(黄萓)」という。 これはレモンイエローの花の色から付けられた名である。ワスレグサ属の他の仲間と同様に一日花である。他のものは朝開くのに対して「ユウスゲ(夕菅)」は夕方に咲く。
花序は二叉状に分岐し、花柄は短く花は長さ約10cm斜め上に咲く。花被片は6枚、淡黄色、基部は筒状、長さ3cm前後の花筒を形成する。雄しべは6個で、花被より短く、花筒に合生。雌しべは1個、花柱は雄ずいより長い。子房上位。
和名の「ユウスゲ(夕菅)」の他に「ゼンテイカ(禅庭花)」や「ニッコウキスゲ」の別名を持つ。また、名前は同時期に各地で決められたため、和名、学名ともに混乱がある。日本の本州では高原などに普通に見られるが、東北地方や北海道では海岸近くでも見られる。
「ユウスゲ(夕菅)」の仲間…
●ゼンテイカ(ニッコウキスゲ) : 3〜10個の花が付く。草丈は60cm〜80cm。日中開花。花期:7〜8月。本州中部以北、北海道の山地〜亜高山に生える。
●エゾキスゲ : 日本では北海道に分布する。花茎は40cm〜80cm4程度で、花期は5月〜7月。花は夕方に開き始め、翌日の午後に萎れる。花は鮮やかなレモンイエローとなる。
●ヤブカンゾウ : 本州、四国及び九州の野原や人家近くに生える。八重咲きで種子は出来ない。花期:7〜8月。
●飛島カンゾウ : 15〜30個の花が付く、50cm〜120cm。花期:6月。日本海の飛島や佐渡に生えるゼンテイカ(ニッコウキスゲ)の一つの型。