マリーゴールド
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学 名 | Tagetes patula |
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科属名 | キク(菊)科 マンジュギク属 |
別 名 | サンショウギク(山椒菊)、クジャクソウ(孔雀草)、フレンチ・マリーゴルド |
原産地 | メキシコ |
花 期 | 4月〜11月 |
高 さ | 15cm〜100cm |
花 色 | 淡黄、黄、オレンジ |
花言葉 | 嫉妬、悪を挫く、勇者、可憐な愛情、信頼、悲しみ、生命の輝き、変わらぬ愛 |
誕生花 | 6月5日、7月18日、8月20日、11月7日 |
コメント
春先に鮮やかなオレンジ色のマリーゴールド5本と黄色のもの5本の合わせて10本のポット苗をホームセンターで購入し花壇に定植した。このマリーゴールドを植え込むだけで庭が随分と明るくなる。今や真夏を向かえ他の花が萎えてきたにも拘わらず次々と花芽を出しては咲いている。なお、花壇の土に潜むセンチュウを退治するため3年に1度位の割合でこの花を植えている。
雑 記
学名にある「タゲテス(Tagetes)」は、植物学者リンネがこの花を美の女神タゲスに捧げたことに由来し花の美しさを形容したものである。マリーゴールドは「聖母マリアの黄金」の意味で、マリーゴールドの名は元々、キク科でも別属の植物「キンセンカ(金盞花)」の呼び名だった。日本には江戸時代前半に渡来したと言われている。(寛文4(1664)年の「花壇綱目」草稿本に「コウオウソウ(紅黄草)=フレンチ・マリーゴールド」の記載がある)
マリーゴールドは花壇によく植えられ、夏場の水がない状態でもなかなか萎れない強い花である。また、品種が多く幾つかの系統(品種群)に分けることができる。小型種の「フレンチ・マリーゴールド」及び「メキシカン・マリーゴールド」と大型種の「アフリカン・マリーゴールド」などがある。普通よく見かけるのは「フレンチ・マリーゴールド」が多い。
種類に関し主なものとして…
● フレンチ・マリーゴールド(フレンチ種)
メキシコ原産の「エレクタ(T. erecta)」とそれを元に改良された品種群で、「クジャクソウ(孔雀草)とも呼ばれる。最初フランス王の庭園に導入され、そこから各地に広がったことから「フレンチ」という名前が付けられた。花の大きさや草丈が比較的小さな種が多いのが特徴で、19世紀にはすでに多くの品種が記録されており、現在も多くの園芸品種がつくられている。
● メキシカン・マリーゴールド(メキシカン種)
メキシコ原産の「テヌイフォリア(T. tenuifolia)」とその園芸品種などで、基本的に花が一重咲きの「ヒメクジャクソウ(姫孔雀草)」「ホソバクジャクソウ(細葉孔雀草)」などがある。草丈は15cm前後で花径3cm前後の小型種である。やや冷涼な気候を好み、夏の暑さは苦手である。
● アフリカン・マリーゴールド(アフリカン種)
メキシコ原産の「パツラ(T. patula)」とそれを元に改良された品種群で、「マンジュギク(万寿菊)」もしくは「センジュギク(千寿菊)とも呼ばれる。メキシコ原産で花が大きく草丈が高い比較的大柄な品種が多いのが特徴である。16世紀にヨーロッパ経由、17世紀にイギリス軍がアフリカ遠征の際、現地に持ち込んで栽培し、そこから普及したのでこの名前となった。 日本に初めて入ってきた品種である。
● アフロフレンチ・マリーゴールド(アフロフレンチ種)
これはアフリカン種とフレンチ種をかけ合わせたもので、花が大きく草丈が低いのが特徴で、両種の「良いとこ取り」と云ったところである。従って、市中に比較的広く普及している。
● フレンチ・マリーゴールド(フレンチ種)
メキシコ原産の「エレクタ(T. erecta)」とそれを元に改良された品種群で、「クジャクソウ(孔雀草)とも呼ばれる。最初フランス王の庭園に導入され、そこから各地に広がったことから「フレンチ」という名前が付けられた。花の大きさや草丈が比較的小さな種が多いのが特徴で、19世紀にはすでに多くの品種が記録されており、現在も多くの園芸品種がつくられている。
● メキシカン・マリーゴールド(メキシカン種)
メキシコ原産の「テヌイフォリア(T. tenuifolia)」とその園芸品種などで、基本的に花が一重咲きの「ヒメクジャクソウ(姫孔雀草)」「ホソバクジャクソウ(細葉孔雀草)」などがある。草丈は15cm前後で花径3cm前後の小型種である。やや冷涼な気候を好み、夏の暑さは苦手である。
● アフリカン・マリーゴールド(アフリカン種)
メキシコ原産の「パツラ(T. patula)」とそれを元に改良された品種群で、「マンジュギク(万寿菊)」もしくは「センジュギク(千寿菊)とも呼ばれる。メキシコ原産で花が大きく草丈が高い比較的大柄な品種が多いのが特徴である。16世紀にヨーロッパ経由、17世紀にイギリス軍がアフリカ遠征の際、現地に持ち込んで栽培し、そこから普及したのでこの名前となった。 日本に初めて入ってきた品種である。
● アフロフレンチ・マリーゴールド(アフロフレンチ種)
これはアフリカン種とフレンチ種をかけ合わせたもので、花が大きく草丈が低いのが特徴で、両種の「良いとこ取り」と云ったところである。従って、市中に比較的広く普及している。
土の中には根から侵入し、植物に害を与える「センチュウ」という厄介な害虫がいる。マリーゴールドの根には「アルファ・ターチェニール」という成分が含まれており、これがセンチュウの発生を抑制する効果があるため、野菜畑や花壇に植えると良い効果が期待できる。