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五線譜

ゴーヤ(苦瓜=ニガウリ)

photo 2012/8/12  8:22photo 2012/8/12  8:23
学 名Momordica charantia var. pavel
科属名ウリ科、ツルレイシ属
別 名苦瓜(ニガウリ)、ツルレイシ
原産地東インド、熱帯アジア
花 期7月〜8月
高 さ蔓(ツル)は、4〜5mになる
花 色黄色
花言葉強壮
誕生花10月19日

コメント
 昨年は緑のカーテン(グリーン・カーテン)に朝顔を咲かせたが、今年は食用にもなるのでゴーヤの苗3本を植えた。順調に生育しグリーン・カーテンとしての役目は充分に果たしている。8月に入るとゴーヤの実も次々と収穫でき、我が家だけでは食べきれないので近所やあちこちに配った。

雑 記
 原産地は東インドや熱帯アジアで、日本には中国から渡来した。日本では南西諸島と南九州で多く栽培されていたが、今日ではさらに広い地域で食用として、また1990年頃よりグリーンカーテンとしての栽培が盛んである。
 現在、ゴーヤの食用栽培は沖縄県産がシェアの3割を占める。なお、ウリ類の大害虫ウリミバエの拡散防止のため、1990年までは沖縄本島産が、1993年までは八重山産が域外への持ち出しが禁止されていた。不妊虫放飼によるウリミバエの根絶に成功し沖縄県外への出荷が可能になり、沖縄県における生産量の拡大につながった。
 沖縄本島ではニガウリのことを「ゴーヤー」と呼んでおり、沖縄料理ブームの影響もあり、全国的に見ても「ゴーヤー」または「ゴーヤ」と呼ばれることが多くなった。苦味を軽減するコツは、スプーンなどを使って内部の種とワタを完全に取り除き、更に端から2〜3mmの暑さで薄切りにし、塩もみをした後、サッと湯通しする。
 果実はビタミンCやカリウム等のミネラルも豊富で、血糖値や血圧を下げ、食欲増進、整腸、美白、ダイエットなどに効果があち、苦味成分には解熱、利尿などの薬効がある。夏バテに効果があるということで注目され、沖縄には多くの伝統料理がある。
 ゴーヤは、未成熟な状態では緑色で、熟すと黄変軟化し裂開する。黄変する前に収穫しても、常温で放置しておくと同じ状態となる。完熟した種子の表面を覆う仮種皮は赤いゼリー状となり甘味が出る。腐敗ではなく食べることもできるが、歯ごたえのある食感は失われる。元来野生状態では、この黄色い果皮と赤くて甘い仮種皮によって鳥を誘引し種子の分散が図られた。
 九州・南西諸島各地に地方名があり…
沖縄県では沖縄本島(首里・那覇方言や今帰仁方言など)で、「ゴーヤー」
宮古島(宮古方言)で、「ゴーラ」
八重山(八重山方言)で、「ゴーヤ」
熊本県をはじめとする九州の大部分では、「ニガゴリ」
鹿児島県奄美大島では「トーグリ」
長崎県諫早地方、鹿児島県本土では、「ニガゴイ」
諫早地方では、「ニガゴイ」の他「ニガウイ」の名称も併用される。
 以上のように多くの名称が用いられているが全て同じ種類の植物で、つまり標準和名「ツルレイシ(蔓茘枝、学名:Momordica charantia var. pavel)」である。

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