月下美人
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学 名 | Epiphyllum oxypetalum |
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科属名 | サボテン科 エピフィラム属 |
別 名 | ゲツライコウ(月来香) |
原産地 | メキシコの熱帯雨林地帯 |
花 期 | 6月〜11月 |
高 さ | 50cm〜200cm |
花 色 | 白色 |
花言葉 | 艶やかな美人、はかない美、儚い恋、繊細、快楽、強い意志 |
誕生花 | 7月19日、9月29日 |
コメント
夜の訪れと共に蕾が膨らみ始め夜半には咲ききり、そして萎んでしまう。何と儚いは花なのか。開花時は白く美しい花なのに長時間は見せてくれない。儚すぎてつまらない花と言ってしまえばそれまでだが、人はこの花に「月下美人」の名を与えた。名前の先入観があり、とても素晴らしい花に見えるから不思議である。
雑 記
名前の由来は、昭和天皇が皇太子時代の大正12(1923)年に台湾を訪れた時に、この花の名を尋ねたところ、隣にいた田(でん)台湾総督が真夜中に美しい花をつけることから「月下の美人です」と答えたことからこの名前が定着したといわれる。
月下美人は、大きく分けて花も姿形もそっくりで「孔雀サボテン」の一種と考えられる。明確な区分点は、孔雀サボテンが昼間に咲くのに対し、月下美人は夜間にしか咲くことはないということだろうか。
月下美人の花は、よい香りを発し花は短時間で萎れてしまうが、花は開花中でも、開花後の萎んだものでも食用に利用が可である。花弁はオクラのようにヌメリがあるが茹でてサラダにしたり天麩羅にして食べられるようである。また、他にもブタ肉と炒めても良いし三杯酢や生姜じょうゆ、スープの具などに活用できるようだ。地方によっては実際食べているらしい。