ミョウガ(茗荷)
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学 名 | Zingiber mioga |
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科属名 | ショウガ(生姜)科 ショウガ(生姜)属 |
別 名 | ドンゴンソウ(鈍根草) |
原産地 | 中国東南部 |
花 期 | 9月〜10月 |
高 さ | 40cm〜100cm |
花 色 | 淡黄白色 |
花言葉 | 忍耐 |
誕生花 | 9月2日 |
コメント
我家での「ミョウガ(茗荷)」の扱いは、何処の家でもそうであろうが専ら食用としてである。それでも花は咲くし、花を愛でろうと思えば見られないことはない。しかも、花言葉や誕生花の役目もちゃんとあるから面白い。実は薬味や酢の物、漬物、天ぷらなど多用され頼もしい限り。そう考えるとこの花も美しく見えてくるから不思議である。(単なる食いしん坊) (;^_^A アセアセ・・・
雑 記
ミョウガは、中国東南部が原産地といわれ、古代に渡来して野生化した帰化植物とされている。日本におけるミョウガ栽培は、3世紀の「魏志倭人伝」にミョウガについての記載があり、その頃まで遡るというから相当な古さである。ミョウガは古くから日本人の食用に使われていたようである。
ミョウガは、芽のように見える鱗片(りんぺん)と香りを食べることから、芽香(めか)と呼ばれ、その後、仮名を当てて、米加(めか)または女加(めか)になり、江戸時代ころにはメウガに転訛(てんか)して、更に現実使われているミョウガになったようである。
ミョウガには、アルファーピネンなどの精油を含有していて、茎葉、根茎にはタンニンを含有する。眼の疲れには、根茎を摩り下ろした汁を薄めて、眼の上に温湿布すると効くようであり、しもやけには、根茎の摩り下ろしたものを患部に温湿布すると良い。また、茎葉、葉は乾燥してから、疲労回復などに浴湯料として用いる。
ミョウガをたくさん食べて愚鈍になったと言う話が、昔から語られており、そのことからのネーミングで「ドンゴンソウ(鈍根草)」になったとの伝えがある。