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五線譜

シュウメイギク(秋明菊)

photo 2006/9/27  9:17photo 2006/9/27  9:19
学 名Anemone hupehensis var. japonica
科属名キンポウゲ(金鳳花)科 イチリンソウ(一輪草)属
別 名貴船菊、秋牡丹、しめ菊、紫衣菊、加賀菊、越前菊、唐菊、高麗菊、秋芍薬
原産地中国
花 期8月下旬〜10月
高 さ50cm〜80cm
花 色白、桃
花言葉忍耐、薄れゆく愛、多感なとき
誕生花9月14日、9月30日、10月3日

コメント
 シュウメイギクは東の花壇に約1uの広さで植えてある。狭い範囲であるが毎年決まって咲いてくれるので有り難い。結構綺麗な花だが、この花には花弁が無く、花弁に見えるのは萼(がく)が花弁状になったものというから驚くばかりだ。

雑 記
 1844年にフォーチュンにより、中国の上海からイギリスに送られて、1847年にネパール原産の多年草で草丈30〜90cm、白花やピンク花等があり、シュウメイギクに似ている「アネモネ・ビィティフォリア」と交配され多くの園芸品種ができる。日本では一重で白花、ピンク花が知られてた。しばらくこの3種類(八重で紅色、一重で白色、一重でピンク色)しか栽培されていなかったが、近年、ピンクの矯性品種や、濃紅一重、白八重など、徐々に増えてきている。
 また、この仲間(アネモネ属)は、花弁に見えるものは花弁ではなく、萼(がく)が花弁状になったものであり、元々花弁は無い。
 中国と日本の本州、四国、九州の山野や里山に分布しており毎年花を咲かせる宿根草である。日本のものは古い時代に中国から渡来し野生化した帰化植物とされており、明応9(1500)年「文明本節用集(15世紀末頃成立)」に収録されている。
 大型の多年草で高さ50cm〜80cmになり、9〜10月頃に咲くので「シュウメイギク(秋明菊)と名付けられたが「キク(菊)」の仲間ではなく「アネモネ」の仲間である。また、濃いピンク色の花は京都市北部の貴船地方に多く見られることから「キブネギク(貴船菊)」の別名がある。

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