サンパラソル
photo 2012/8/12 8:22 |
学 名 | Mandevilla sp. |
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科属名 | キョウチクトウ科 マンデビラ属 |
別 名 | マンデビラ・ボリビエンシス |
原産地 | 南米(ボリビア、エクアドル) |
花 期 | 7月〜10月 |
高 さ | ツル性で長さは2m〜3m |
花 色 | 赤、ピンク、白 |
花言葉 | 固い友情、固い約束 |
誕生花 | 5月8日 |
コメント
「サンパラソル」は、温暖な地域に生息する明るくて力強い印象がある。最近ではよく見かけるが、以前、ホームセンターで初めて見た時は、トロピカルでエキゾチックな南風が吹いているような感じを受けたのを憶えている。多分その時は気持ちが落ち込んでいたこともあったのだろうが、気持ちが前向きになるのを感じて、即時、購入したのを憶えている。
雑 記
「サンパラソル」は、サントリーフラワーズが開発したマンデビラ(旧学名:ディプロデニア)の品種名であり、マンデビラは、熱帯アメリカ原産の蔓性植物で、100種類ほどが分布している。自然の中では樹木などに絡みついて伸び、葉は倒卵形で光沢がある。大きな漏斗形の白色やピンク、ローズピンク色などの花を咲かせる。
元気に育てるポイントは、直射日光が半日以上あたる戸外が最適だが、真夏の暑い時期は半日陰での管理がベスト。生育環境が良いと成長が早く、根回りも早いので、少し大きめな深鉢に植えた方が良い。水は土の表面が乾いたら、株基にたっぷり与える。花に水がかかるとしぼみ易くなるので要注意。肥料は月に1度与えると花つきが良く長く楽しむことができる。過湿になると葉が黄色くなり落ちることもあるので、その場合は水遣りを止め乾燥気味に育てると回復する。冬は控えめにし、1週間に1度程度で土が十分に乾いたら与える。
花は夏の間次々と咲くので、10月頃まで楽しめる。花一輪の咲く期間は約5〜7日間なので、咲き終わった花は、こまめに摘み取るようにする。
サンパラソルの剪定は、蔓(つる)が支柱の先端まで伸びたら下方部に向かって巻き戻す。つるの誘引は反時計回りに絡ませる。多くの花を付けるのでつるは切らずに誘引して伸ばし続ける。フェンスや支柱などに巻きつけても良い。
サンパラソルの害虫は、春秋(5月・9月)にアブラムシが発生し、樹液を吸い取ってしまう為、生育が悪くなる。その場合は市販の殺虫剤をまいて駆除する。また、アブラムシなどの排泄物に含まれる「すす病菌」が繁殖して起こり茎や蕾が黒く変色してしまうので、発見したら市販の殺菌剤をまいて殺菌する。
亜熱帯性の植物で寒さには弱く10℃を切ると生育が悪くなり枯れることもあるため、標準的な日本の気候では、戸外での越冬は困難であり、11月頃には室内の窓辺で日当たりのよい場所に移す。
植え替えは、翌年5月頃に新芽が伸びた頃行うと良い。根が非常によく張るので1年に1回、古い土を軽く落としてから、ひとまわり大きな鉢に新しい用土で植え替えと良い。