キク(菊)
photo 2005/10/29 11:13 | photo 2005/10/29 11:13 |
学 名 | Chrysanthemum morifolium |
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科属名 | キク(菊)科 キク(菊)属 |
別 名 | モモヨグサ(百代草) |
原産地 | 中国、朝鮮半島 |
花 期 | 10月下旬〜12月下旬 |
高 さ | 60cm〜100cm |
花 色 | ピンク、赤、白、黄、橙、複色など |
花言葉 | 思慮深い |
誕生花 | 1月5日 |
コメント
1週間ほど前わが家の菊が咲き出した。何処にでもある菊の花だがやはり自宅に1本は欲しい花である。我が家には黄色と濃桃色の小菊しかないが、それでも晩秋が訪れたことを悟らせてくれる。 〔2005/10/29〕
雑 記
「きく」は漢名の「菊」を音読みしたもの。「菊」の漢字は、「散らばった米を1か所に集める」の意味で、菊の花弁を米に見立てている。また、漢名の菊は「究極・最終」を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられたもの。
東洋で最も古くからある鑑賞植物とされている。日本へは平安時代に中国から渡来。改良が重ねられ多くの品種がある。
中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み長寿の祈願をした。これが次第に日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する「重陽の宴」が催されるようになった。のちに菊は皇室の紋章になり、桜とともに日本の国花になった。
大輪の菊はよく菊花展で見かける。11月3日(文化の日)前後が見頃となる。菊花展で見られるのは「厚物(あつもの)= 大輪もの」と「管物(くだもの)= 細い花びら」に分けられる。
花言葉は、菊の種類ごとに付けられており…
「真実、元気」(小菊)、「真実、永遠」(麦藁菊)、「いつも愉快」(蛇の目菊)、「私はあなたを愛する」(スプレー菊)、「困難に耐える」(東雲菊) などがある。
「真実、元気」(小菊)、「真実、永遠」(麦藁菊)、「いつも愉快」(蛇の目菊)、「私はあなたを愛する」(スプレー菊)、「困難に耐える」(東雲菊) などがある。
誕生花についても花の種類ごとに定められており…
8月6日の誕生花(小菊)、9月23日の誕生花(麦藁菊)、10月10日の誕生花(蛇の目菊)、10月20日の誕生花(スプレー菊)、11月22日の誕生花(東雲菊)、12月3日の誕生花(菊)…など。
8月6日の誕生花(小菊)、9月23日の誕生花(麦藁菊)、10月10日の誕生花(蛇の目菊)、10月20日の誕生花(スプレー菊)、11月22日の誕生花(東雲菊)、12月3日の誕生花(菊)…など。
菊が歌われているもの。
「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 古今集 百人一首
「父母が 殿の後方(しりへ)の 百代草(ももよぐさ) 百代いでませ わが来たるまで」
(百代草=菊) 生玉部足国(いくたまべのたりくに) 万葉集
「秋のきく おのずからなる 華は見で うるさく人の 作りなすかな」
橘曙覧(たちばなのあけみ、江戸末期の国学者)
「冬菊の まとふはおのが ひかりのみ」 水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)
「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 古今集 百人一首
「父母が 殿の後方(しりへ)の 百代草(ももよぐさ) 百代いでませ わが来たるまで」
(百代草=菊) 生玉部足国(いくたまべのたりくに) 万葉集
「秋のきく おのずからなる 華は見で うるさく人の 作りなすかな」
橘曙覧(たちばなのあけみ、江戸末期の国学者)
「冬菊の まとふはおのが ひかりのみ」 水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)