八つ手
(ヤツデ)
photo 2005/12/3 10:25 | photo 2005/12/3 10:25 |
学 名 | Fatsia japonica |
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科属名 | ウコギ(五加)科 ヤツデ属 |
別 名 | テングノハウチワ(天狗の羽団扇)、オニノテ(鬼の手) |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島 |
花 期 | 10月〜12月 |
高 さ | 1.5m〜2m位 |
花 色 | 白色 |
花言葉 | 分別、親しみ、健康 |
誕生花 | 11月24日、12月13日、12月27日、12月29日 |
コメント
庭の一角を見たら今年もヤツデの白い花が咲いていた。ヤツデは特に世話をしなくても毎年立派な花を付ける健気な庭木である。その分、注意して見ないと何時花が咲き何時散るのか判らないほどである。春には濃い紫色の実を付けるらしいが見たことがない。来年は必ず確認することにしたい。〔2005/12/3〕
雑 記
漢字で[八つ手・八手]と書き、7枚〜9枚ほどに裂ける葉の形が手のひらに見えることから、この名がついた。別名「鬼の手」「テングノウチワ(天狗の羽団扇)」などと呼ばれ観葉植物として欧米に紹介されている。
樹高は1.5m〜2m位、幹は地ぎわから多数株状に立ち上がり、葉の長さは20〜40センチメートル。長い葉柄を持っていて茎の先の方に固まってつく。
葉や根皮は「去痰薬」とされ、葉っぱを刻んで風呂に入れるとリウマチに効くといわれている。湿気ある肥沃な所で半日陰を好む。
11〜12月に茎の頂に白い色の丸い小花が集まって咲く。花茎が2〜3センチメートルの花序を円錐状につける。この花には独特の異臭があるが、この匂いで虫達を引き寄せる働きがある。
福島県の以西から沖縄にかけての暖地の山林などに自生する。古くから庭木として植栽され玄関の前などにも植えられる。霜にも負けない生命力と葉の形から邪悪なものを防ぎ退散させる力があると信じられている。