ヒイラギ(柊)
photo 2011/12/10 9:28 | photo 2011/12/10 9:29 |
学 名 | Osmanthus heterophyllus |
---|---|
科属名 | モクセイ(木犀)科 モクセイ(木犀)属 |
別 名 | オニノメツキ(鬼の目突)、ホーリー・オリーブ(Holly olive) |
原産地 | 日本 |
花 期 | 11月〜12月 |
高 さ | 4m〜8m |
花 色 | 白色 |
花言葉 | 先見、用心、機知、歓迎 |
誕生花 | 2月3日、11月8日、12月8日、12月24日 |
コメント
我が家の入口にヒイラギ(柊)が植えてある。30年ほど前に亡き父が植えたもので、この木には葉にギザギザが付いていることから魔除けになるとの言い伝えがあり防犯の守りとするため植えたものだ。非常に目立たないが小さな白い花を晩秋に付け、微かに芳しい匂いを出す。
雑 記
東アジア原産で、日本では本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の山地に分布しており、外国では台湾でも見られる。葉は対生し楕円形から卵状長楕円形、革質で光沢あり、縁には先にギザギザの鋭鋸歯がある。また、老樹になると葉の刺は徐々に少なくなり、葉は丸くなる。
開花時期は、11月〜12月20頃で、金木犀や銀木犀のあと、11月になってから咲く。花弁は強く反り返り良い香りの白い花をたくさん付ける。
葉は光沢のある緑葉で固くギザギザの鋭鋸歯がある。さわると刺が刺さるように「ひいらぐ(疼く)」ことから、「ヒイラギギ(疼木)」となり、次第に「ヒイラギ(柊)」になった。老木になるとこの刺がなくなり葉も自然と丸くなる。
古くからその鋭いトゲによって邪気を払う木とされ、庭に植える習慣があった。また、鬼が目を突かれて退散したという伝説(別名「鬼の目突(おにのめつき)」)から、2月の節分には…
@柊の枝葉を戸口に立てて、その葉っぱのギザギザで鬼を追い払う。
Aイワシの頭を柊の枝の先端に刺してその匂いで鬼を退散させる。
B豆がらをたくさん巻き付けて、ガラガラ音を鳴らして鬼を退散させる。
… という厄除けの習慣が現在も地方により残っている。
@柊の枝葉を戸口に立てて、その葉っぱのギザギザで鬼を追い払う。
Aイワシの頭を柊の枝の先端に刺してその匂いで鬼を退散させる。
B豆がらをたくさん巻き付けて、ガラガラ音を鳴らして鬼を退散させる。
… という厄除けの習慣が現在も地方により残っている。
似たような形の「ヒイラギモクセイ(柊木犀)」は、「ヒイラギ(柊)」と「ギンモクセイ(銀木犀)」の雑種といわれ、葉は大きく縁には荒い鋸歯があるが結実しない。また、クリスマスの飾りに使うのは「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」であり、ヒイラギの名が冠されていてもモチノキ科に分類される別種である。